働きやすい会社と社員とのかかわり

人事に関する基本的方針

企業の永続的発展のためには、社会から支持・信頼・尊敬される企業であること、そして従業員が誇りを持てる会社であることが必要です。そうした企業発展の源泉となる最大の経営資源は「人」だと江崎グリコは考えています。

個々人の能力開発・育成を図り、意欲と能力にあふれる人材が束となってその能力を発揮して変革を推し進めること、またそうした変革を推進する人材が次々と育つ企業風土を醸成することを基本方針として、企業の発展と従業員の幸福の実現を目指しています。

人材開発のための施策

企業発展の源泉となる最大の経営資源は「人」であり、人材開発、人材育成を経営の最重要課題として全社的に取り組んでいます。「知識」を持った人が「経験」を重ねることで「知恵」となり、さまざまな経営課題の解決、改革を推進できると考えています。

「知識」面では、階層別研修、部門別実務研修の開催、社外セミナーへの派遣、通信教育の推奨、語学教室の実施などの各種OFF-JT(Off the Job Training)、「経験」面では、上司の責任による目標管理制度と連動したOJT(On the Job Training)を軸として、育成に焦点を当てたジョブローテーションやプロジェクトの経験、業務における様々な場の提供や異業種交流研修や海外派遣など、視野を広げる施策も取り入れています。人の育成には、「自分自身が自ら育つ力」「上司が部下を育てる力」「人を育む組織風土」の3つの力のいずれが欠けても達成できません。各部門の目標には必ず人の育成の要素を盛り込み、「人を育む組織風土」の醸成を図り、企業全体として人財育成に注力しています。

江崎グリコは自ら成長しようとする従業員を支援します。

次世代育成支援

2007年、厚生労働省から優れた取り組みと実績を上げた企業として「くるみん」マークの認定を受けました。その後も、男性でも育児休職が取得しやすい制度の導入や、育児時間の取得にかかわる子どもの対象年齢の延長、ならびに育児時間の利用拡大など、従業員の仕事と家庭の両立にむけた、各種施策を実施しています。

12年3月には次世代育成支援対策推進法にもとづく、第3期行動計画が終了。 12年4月からは次の3点を取組目標とした第4期行動計画を推進中です。

  1. 両立支援取り組みを充実させ、従業員が制度を利用しやすい職場環境づくりを推進する
  2. 育児休職者の能力開発を支援する
  3. 男性社員の育児への参加を促進する

ワークライフバランスの向上「リミット20」を導入

時間管理を徹底し、20時以降は原則として残業しない「リミット20」に取り組んでいます。パソコンの電源OFF時刻が20時以降の回数が多い社員の上長には、改善報告を義務付けています。

「リミット20」の導入により健康管理や業務効率化をさらに促進し、ワークライフバランスの向上を図ります。

労働時間や休日、年次休暇

江崎グリコは、土曜と日曜が休みの完全週休2日制です。年次有給休暇は、年間で最大40日付与し、夏休みを中心に3日と秋に1日の計4日間の年次有給休暇を計画的に取得させる制度を導入しています。また、フレックスタイム制度により、研究・開発部門などでは業務特性に応じた勤務が可能な体制にしています。

セクシャルハラスメント・パワーハラスメントの防止

「セクハラを起こさない、起こさせない、許さない職場環境」を作るため、会社の取り組み方針をイントラネットで公開し、以下のような施策を行っています。

  1. セクハラ禁止条項を就業規則の服務事項に、セクハラを起こした場合の処分を就業規則の懲戒事項に記載しています。
  2. 部門長層を対象としたコンプライアンス研修の中で、セクハラをテーマにした研修を実施しています。
  3. 新任管理者を対象にした研修に、セクハラ防止に関するプログラムを導入し、継続的に啓発教育を実施しています。
  4. セクハラ防止窓口を設置し、セクハラ問題が発生した場合、迅速に対応できる体制を整備しています。 パワーハラスメントについても同様な取り組みを進めています。


メンタルヘルス

江崎グリコでは、不調者への対応と予防の両面から取り組んでいます。
不調者への対応では、グループ人事部や所属職場での個別復帰プログラムによるリハビリ勤務を実施しています。また、休職制度の見直し、不調社員の復職支援に向けた取り組みを客観的に判断するために休職復職委員会を設置しています。休職中も、健康保険組合から傷病手当または会社からの休職給が支給されます。

予防の面では、産業医との連携、管理職層を対象にしたストレスチェックテストの実施、社員へのメンタルケアテストの実施、法人契約による外部委託業者を活用した24時間電話相談窓口の開設や無料カウンセリングなどにも取り組んでいます。

労働災害

グリコグループ行動規範に、
「職場の安全衛生には日常的に取り組み、維持向上に努めます」と掲載しています。
グリコの生産現場では、安全・衛生活動の徹底により、安全・安心な職場づくりに努めています。朝の朝礼などで安全呼称をしたり、KY活動などの危険予知活動や5S活動をしたりするなど、けがのない安全で、明るく健康的な職場を目指し取り組んでいます。

AED導入

職場での急な心停止といった事態に備え、AED(自動対外式除細動器)の導入を進めています。本社、大阪梅田オフィス、中部統括支店、生産ラインを見学できるグリコピア神戸、グリコピアイーストに設置しました。

雇用への取り組み

障害者雇用の取り組み
江崎グリコでは、新卒採用や行政機関への継続した求人募集、あるいは職業訓練校に直接訪問し、求人を呼びかける説明会を実施する等、障害者の雇用に取り組んでいます。

再雇用の取り組み
2001年からは定年後再雇用制度をスタートさせました。また、一度退職した社員を再雇用する制度も導入しています。

外国人労働者採用の取り組み
江崎グリコでは、海外事業の拡大発展にあわせて外国人の雇用を進めています。過去、アメリカ人、中国人、韓国人、スイス人、タイ人、ベトナム人を採用してきました。今後も海外事業の状況を見極めながら、外国人の雇用を進めていきます。

グリコグループ行動規範では、「個人の尊厳と権利は平等であり、年齢、性別、人種などによる差別はしません」とうたっています。

従業員のモチベーションを高める制度

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制度 概要
資格・技能検定の
取得奨励制度
業務上、法的に取得が義務付けられているもの及び自己啓発の一環として取得するものに、費用の全額、または一部を会社が負担
グループ内公募制度 社内イントラネットで公募
社員が自らの意思でキャリアを切り開けるようにすることで、社員の意欲向上を図る制度
功績表彰制度 特別な成果に対する報奨制度
キャリアアップ支援制度 通信教育を中心にした従業員の自己啓発を奨励する制度
ふれあい支援制度 職場や世代の枠を超えたふれあいや交流を通じて、江崎グリコで働く人同士の絆や連帯感を強め、組織活力の向上を図る制度

従業員の暮らしと仕事の両立を支援する制度

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制 度 概要
勤務地特約制度 従業員の持続的な能力発揮と高い組織活力の実現を目的として、勤務地を特約する制度
ボランティア休暇制度 従業員が、甚大な自然災害が発生した地域における「ボランティア活動」に従事する際に、保存休暇を活用できる制度
裁判員休暇制度 裁判員として裁判所に行った日は、年次有給休暇とは別に休暇が付与される制度
半年次制度 半日単位で有給休暇をとれる制度
フレックスタイム制度 効率的な時間活用を目的として、各人が勤務時間を自主的に選択できる制度。11時から14時をコアタイムとする
サテライト・オフィス制度 営業拠点が遠隔地の場合など、長距離通勤を解消するため事務所を借り上げ、営業スタッフが活用する制度
育児支援制度 出産育児一時金制度、出産祝い金制度
妊婦の通院時間に関する制度 出産休暇制度 (産前6週間、産後8週間)
育児休職制度 (原則満1歳2ヵ月まで。 許可保育園に入所できない等の場合 1歳8ヵ月まで)
妊娠・育児有給休暇制度
育児時間制度
妊婦の時差勤務制度
所定外労働、休日出勤を制限する制度
深夜業を制限する制度
育児用粉ミルクの購入代金の補助
従業員の再雇用制度(グリコカムバック制度)
妊娠している社員、職場上司、人事との三者面談
(仕事と妊娠・育児の両立を支援するため、育児関連制度の相談窓口を設けています。また、妊産婦本人と職場の上司、会社との面談・情報の確認をルール化し、妊娠から復職まで、時期に合わせた面談を実施しています)
子の看護休暇制度 負傷・疾病した子供の看護のための休暇(子供が1人の場合 年間5日、子供が2人以上の場合 年間10日)
介護休暇 介護が必要な家族を介護するための休暇(要介護者1人の場合 年間5日、要介護者2人以上の場合 年間10日)
介護支援制度 介護休職制度(最長1年)
介護等を理由として退社した従業員の再雇用制度