安全衛生

労働安全衛生

Glicoグループでは「グループ安全衛生方針」(2018年4月SCM本部制定)のもと、事業所ごとに安全衛生委員会を設置し、労働安全衛生の各種活動に取り組んでいます。 2018年から「機械設備の安全化」と「安全キーパーソンの育成」を注力課題に掲げ、Glicoグループ生産部門の共通取り組みとして、SCM本部・グリコマニュファクチャリングジャパン各工場が協同して推進しています。

「機械設備の安全化」においては、リスクアセスメントの手法をもとに現在、機械設備への「挟まれ・巻き込まれ事故ゼロ」を目標に、リスク・ハザードの特定と評価ならびに設備ハード面へのアプローチを重視した安全対策を徹底して進めています。 また、工場へ新設備を導入する際のリスクアセスメント・安全審査も2019年に再整備を行い、強化しています。

「安全キーパーソンの育成」では、中央労働災害防止協会と連携し、リスクアセスメントおよび危険予知トレーニング(KYT)に関する講習会、2023年の安全法令改正を見据えた職長教育を行い、工場現場において安全衛生活動の核となるキーパーソンの育成を進めています。 労働安全衛生の教育体系を整備し、必要な安全衛生教育や講習に体系的かつ計画的に取り組んでいます。

また、日本国内の少子高齢化に伴い、工場契約従業員の平均年齢も上昇傾向にあることから、運動機能の維持・向上を目的として、主に下肢機能の定期測定、並びに機能低下を予防するための運動啓発を2019年よりスタートしました。 健康で活き活きと働くことができる安全な職場環境づくりに今後も継続して取り組みます。

労働災害の防止

Glicoグループの製造現場では、安全・衛生活動を徹底し、安全・安心な職場づくりに努めています。朝礼等での安全呼称、KY(危険予知)活動、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)活動を通じて従業員の怪我を防止し、安全で明るく健康的な職場を目指しています。2020年度、2021年度、2022年度はいずれも生命に関わる重大事故は発生しておらず、労働災害による死亡者数は0名です。

セールス部門における交通安全取り組み

セールス活動の移動手段である営業車の事故防止にも取り組んでいます。 自動ブレーキ・コーナーセンサー等の安全装置の充実した車両の導入、 ドライブレコーダー搭載といったハード面の他、運転中に電話に出ないよう携帯電話の「運転集中モード」の設定義務化、安全運転に関する動画視聴や教育、新入社員のドライバーズ講習義務化や運転に特化したOJT等、安全運転教育にも重点的に取り組んでいます。

AED導入

職場での急な心停止といった事態に備え、AED(自動対外式除細動器)の導入を進めています。本社、大阪梅田オフィス、品川オフィス、各統括支店、一部の生産工場に設置しました。