気候変動への取り組み

企業活動で使用する電気、ガス等の使用量を管理し、CO₂の排出量削減に取り組んでいます。また、工場等で新しい設備を導入する際には、省エネタイプへの切り替えを進めています。

生産における取り組み

生産部門では、電気やガスだけでなくさまざまなエネルギーを使用していますが、業務の効率化を図り、省エネを推進しています。また、エネルギーを使用する設備は、計画的に省エネタイプに更新しています。CO₂の排出量が多い重油を使用する設備は、効率を考慮しながら計画的にガス化する等、エネルギー転換を行います。
水の使用に関しては、一部の工場で工業用水を浄化し、トイレ等の用水として使用したり、一部の生産ラインでは、冷却排水を冷凍設備の冷却に再利用しています。
マネジメントシステムの継続的改善により、CO₂排出量原単位での毎年1%以上の削減を目標にしています。
2019年度のCO₂排出量は、事業年度変更に伴い9ヶ月間の実績となりますが、年間ベースでも生産量の減少が影響し、減少となりました。CO₂排出量原単位については、電力購入先の見直しや、工場の統廃合により、改善に繋がりました。

生産部門におけるCO₂排出量の推移

生産部門におけるCO₂排出量の推移のグラフ

生産部門におけるCO₂排出量の推移のグラフ

※各年度の電気事業者別の調整後排出係数を使用。
※原単位は、t-CO₂/生産高(億円)。
※2019年1月~12月の年間実績に換算

<事例>生産部門の取り組み

神戸工場では2020年2月にコージェネレーションシステムを更新。更新前に比べ年間約700tのCO₂削減を見込んでいます(神戸工場の総排出量の約4%)。

物流における取り組み

Glicoグループでは、商品の輸送時のエネルギー使用量や、積載効率等にも配慮して、CO₂の削減を進めています。

  • 物流全体の効率を踏まえた物流拠点の展開・見直し
  • 同業他社との共同配送の拡充による配送効率の向上
  • 増トン車活用による積載量の向上
  • 鉄道輸送へのモーダルシフトの推進

<事例>原材料を納入事業者と共同管理する物流体制「VMI」を構築

2019年10月より、物流における社会課題への取り組みとして、食品製造に必要な原材料を納入事業者各社と共同で一括管理する新たな物流体制「VMI(Vendor Managed Inventory/ベンダーによる在庫管理)」を構築しています。これにより、効率の良い納品のみならず、トラック走行距離の圧縮等に繋がり、環境負荷低減に貢献しています。

<事例>6社共同で新たな幹線輸送スキームを事業化し運用

2019年12月より、江崎グリコは、NEXT Logistics Japan株式会社・アサヒグループホールディングス株式会社・千代田運輸株式会社・トランコム株式会社・株式会社ユーネットランスと6社共同で、荷主企業・運送事業者・求貨求車サービス企業・車両メーカーといった物流に関わる各企業の知見や技術を結集し、深刻化する物流の課題解決に向けて新たな幹線輸送スキームを事業化の上、運用開始しています。

オフィスでの取り組み

オフィスで最もエネルギーを使用するのは、空調設備です。電気の使用量を削減するために、クールビズ・ウォームビズを推奨し、来社されるお客様にも趣旨をご理解いただけるよう掲示を行っています。
また、照明や電子機器を省エネ型にしたり、不要時の電源OFF徹底を呼び掛けています。

営業における取り組み

営業部門では、業務の効率化や省エネ、エコドライブを推進しています。CO₂の排出が少ないハイブリッド車への入れ替えを進めています。また、グリコチャネルクリエイトでは、走行時のCO₂排出が少ない電気自動車を導入しています。

業務の効率化や見直しによる企業活動の質的向上

業務の効率化や見直しによる企業活動の質的向上が環境負荷低減に繋がるという考えのもと、事業活動の生産性向上やロス削減等に取り組んでいます。

概念図

概念図

表彰・認定等

Glicoグループでは、複数の事業所所在の行政機関から環境に関する表彰や認定をいただいています。

<事例>江崎グリコが、エコレールマーク取り組み企業として認定

<エコレールマーク認定商品>

エコレールマーク・エコレールマーク認定商品画像

エコレールマーク・エコレールマーク認定商品画像

<事例>「平成30年度グリーンパートナーシップ優良事業者表彰」において、「経済産業省商務・サービス審議官表彰」を受賞(日本貨物鉄道株式会社、全国通運株式会社との協働)

「31フィートコンテナ」を活用し、原料納入や商品出荷・配送における鉄道&トラックの輸送を共通化することにより、環境負荷低減とドライバーの労働環境の改善に貢献しました。

改善した鉄道&トラックの輸送図

※現在の北本工場、神戸工場

<事例>「ホワイト物流」推進運動への参加

江崎グリコは、国土交通省・経済産業省・農林水産省が提唱する「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、「ホワイト物流」推進運動事務局に自主行動宣言を提出しています。 「ホワイト物流」推進運動とは、深刻化する運転手不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的とし、①トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化②女性や60代の運転者等も働きやすい「ホワイト」な労働環境の実現に取り組むものです。 今後も、物流事業者の皆さまとの相互理解の下に連携して、物流の効率化や生産性向上に向けた取り組みを進めていきます。

header1 header2
取組項目 取組内容
物流の改善提案と協力 長時間待機の削減や附帯作業の是正等の物流改善について、物流事業者から要請があった場合には、真摯に協議に応じるとともに、着荷主(取引先)への働きかけを積極的に行います。
予約受付システムの導入 トラックの予約受付システムを導入し、荷待ち時間を短縮します。
パレット等の活用 パレット、カゴ台車、折りたたみコンテナ、通い箱等を活用し、荷役時間を削減します。
発荷主からの入出荷情報等の事前提供 発荷主として貨物を発送する場合に、物流事業者や着荷主の準備時間を確保するため、入荷情報等を早めに提供します。
リードタイムの延長 配車業務の安定化を図るため、着荷主(取引先)と協力し、受注から納品までのリードタイムの延長に取り組みます。
船舶や鉄道へのモーダルシフト 長距離輸送について、トラックからフェリー、RORO船や鉄道の利用への転換を行います。この際に、運送内容や費用負担についても必要な見直しを行います。
運送契約の書面化の推進 運送契約の書面化を推進します。
異常気象時等の運行の中止・中断等 台風、豪雨、豪雪等の異常気象が発生した際やその発生が見込まれる際には、無理な運送依頼を行いません。また、運転者の安全を確保するため、運行の中止・中断等が必要と物流事業者が判断した場合は、その判断を尊重します。
トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化 ・パレットへの積付け改善や増パレット車等のトラックの大型化により輸送の生産性を高めます。
・物流部門だけではなく、調達、生産、営業部門と連携し、End to Endの物流の効率化を図ります
共同配送の推進 共同配送の展開をすすめ、積載率の向上、配送先の集約、配送頻度の削減等、配送の効率化に取り組みます。

<事例>地球温暖化対策の推進に優れた「トップレベル事業所」として認定

北本工場は、埼玉県より地球温暖化対策の推進に優れた「トップレベル事業所」として認定されました。(2018年4月) 2019年6月7日に世界銀行が主催する気候変動対策をテーマとする国際会議「Innovate 4 Climate」(シンガポール)で、各国におけるキャップアンドトレードに対しての課題や取り組み状況説明が行われました。北本工場は「トップレベル事業所」の認定を受けていることから、埼玉県から推薦を受けて1名がパネラーとして参加し「設備投資だけでなく運用改善でも大きなCO₂排出削減が可能である」ことをアピールしました。

写真

世界銀行主催による国際会議(I4C)でCO₂排出削減取り組み状況を説明

<事例>公益社団法人 国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄付

商品画像

エコパウチを使用したガム「POs-Ca(ポスカ)」

江崎グリコでは、エコパウチを使用したガムの販売代金の一部から公益社団法人 国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄付をしています。 この実績が評価され、農林水産大臣感謝状をいただきました。(2018年7月) また、東京都の2050年CO₂排出実質ゼロを目指す「ゼロエミッション東京」の取り組みに賛同し、CO₂削減クレジット10,836tを東京都に寄付しました。(2020年1月)

≫ 「東京ゼロカーボン4デイズin 2020」の実現と「東京2020大会カーボンオフセット」へのご協力に向けたお願い

<事例>製造会社におけるVC活動

写真

VC活動の報告会の様子

製造ラインを安定させることで高品質、低コストな生産体制や安全性の高い職場環境を実現するため、VC(Value Creatation)活動を行っています。 Glicoグループの製造会社等が集まり、VC活動の報告会を実施し、年1回優秀事例を表彰しています。

<事例>時間外労働の削減

業務の生産性上げることで、時間外労働の削減に努めています。この取り組みにより、時間外のエネルギー使用を削減することができます。

<事例>ペーパーレス宣言

業務効率化を目的とし、ペーパーレスに取り組んでいます。同時に、資源の有効活用に繋がります。

【ペーパーレス宣言】

Glicoグループはペーパーレス化を実現します。
組織・個人のワークスタイルの変革により、ペーパーレス化を実現し、業務の効率化と生産性の向上を図ります。

[ペーパーレス三原則]

  1. 「紙」を使用する業務プロセスをやめる
    紙を介さないで業務を遂行していく業務フローを築き、実践する
  2. 「紙」の出力(印刷・コピー)をやめる
    「参照のため」「しかかり資料チェック」「紙の配布」など、紙を出力する習慣からしない習慣へ
  3. 「紙」の保管をやめる
    書類の個人所有の原則禁止、電子データ化を行う


2018年1月