地域貢献

基本的な考え方

Glicoグループは事業活動を通じて、人々の健康増進への貢献と、経済・福祉・文化の発展に努めています。さらに、事業活動で培った知見や技術を活用した教育支援、経済・福祉・文化面の社会活動を通じて、コミュニティへ参画し、地域社会の課題解決を目指しています。実施にあたっては、地域社会との対話により課題やニーズを適切に把握し、地域社会の要請や期待に応えるよう積極的に取り組んでいます。

コミュニティへの参画

地域福祉への支援

Glicoグループでは、全国各地で清掃や防犯等のボランティア活動を実施する他、復興や防災、行政による福祉活動の支援を行っています。

グリコワゴンが笑顔を届ける活動を継続展開

「日本中に おいしさと健康、ワクワクと笑顔をお届けしたい。」そんな想いを乗せてグリコワゴンは2010年から走り出しました。2011年の東日本大震災以降は、被災地の訪問活動も含め、子どもたちのすこやかな成長に寄り添い、笑顔を届ける活動を継続しています。

=近年の活動=
・2021年11月、岩手県釜石市と連携して市内全小学校9校とこども園2園を訪問​
・2022年9月、東日本大震災の被災地である福島県白河市で行われた音楽イベント「風とロック芋煮会2022」に参加
・2023年3月、「2代目グリコワゴン」が稼働開始

詳細はこちらからご覧ください。

グリコワゴンは、子どもたちのすこやかな成長と家族のつながりを支え、笑顔を届けることで、広く社会に貢献する活動を続けていきます。

釜石市のこども園の活動の際の子供たちの写真と、2代目グリコワゴンの写真

釜石市のこども園に訪問した様子(左)と2代目グリコワゴン(右)

事業所周辺の清掃活動を展開

Glicoグループではこれまで全国各地で地域の清掃活動に参加してきましたが、もっと主体的で「Glicoらしい」活動にできないかと考え、Glicoのゴールインマークから発想したジョギングをしながら清掃活動を行う「プロギング(Plogging)」や、コロナ禍でのウォーキングと掛け合わせた清掃活動を、事業所周辺で実施しています。

清掃活動後の集合写真

各事業所で実施した清掃活動

災害被災地でのボランティア活動

佐賀県武雄市でのボランティア活動集合写真

災害発生時に事業所周辺の復興作業に従業員が積極的に参加できるよう、支援の仕組みを整備しました。この仕組みを活用して、各地域近隣で勤務する従業員がボランティア活動に参加しています。

地域社会と協力した防災訓練の実施

写真

Glicoグループ本社敷地内の体育館へ向かう地域住民の方々

地域の方々の安全確保に協力することは、地域貢献活動の中でも重要であると考えています。本社がある大阪市西淀川区は、海抜ゼロメートル地帯のため、周辺河川が決壊した際には、甚大な被害発生が予想されています。そのため、Glicoグループは有事の際にスムーズに対応できるよう、西淀川区が行う広域防災訓練に、2017年より参加しています。

地域の社会課題解決に繋がる支援活動

Glicoグループでは、従業員が自社商品を購入する「バイグリコ」活動を、昭和55年から継続して実施しています。 バイグリコは、自社の売上貢献はもちろん、地域経済にも貢献する活動として、全従業員で取り組んでいます。 近年では、自社商品購入点数をポイント化し、そのポイントを資金として地域貢献活動を行ってきました。 2022年度は、「健康」「食」「子ども」テーマで社会課題解決に取り組んでいる団体様への支援を実施しました。今後も継続して各テーマへの支援活動を行っていきます。


 

<事例> NPO法人様との協働による工場敷地を利用した野菜販売会の開催

野菜販売会の写真

野菜販売会の様子

グリコマニュファクチャリングジャパン兵庫工場の近隣で、障がいのある方が栽培、販売されていた野菜が、コロナ禍の影響で販路がなくなってしまい、ほとんどが廃棄されている状況を受けて、就労機会と収入確保、フードロス削減の観点から、支援団体であるNPO法人様と協働し、兵庫工場敷地内で従業員向けの販売会を実施しました。現在では従業員の理解も深まり、販売会を楽しみにしてくれるようになりました。こうした取り組みを一過性の活動とするのではなく、野菜の収穫時期に合わせて継続的に開催しています。

協賛活動

<基本方針>
人々のココロとカラダの健康や次世代を担う子どもたちのすこやかな成長に貢献したいという想いをもとに、文化及びスポーツ協賛活動に取り組んでおります。

<主な広告協賛先>
≫ 劇団四季 大阪四季劇場
≫ ビルボードライブ
≫ スマイルグリコパーク

スポーツ協賛はこちら

 

地域経済への支援

Glicoグループでは、海外への教育支援等も通じて国内外の地域経済を支援する取り組みを行っています。

シンガポールで「GLICODE®」体験イベント

Glico Asia Pacific (GAP)ではCSR活動の一環として、数年前から家庭や経済的に問題を抱えている人を支援しているシンガポールの団体AMKFSCと協働し、傘下のスプライト・アカデミー・ケア・センターで様々なCSRイベントを実施しています。スプライト・アカデミーは放課後に支援を必要とする7~14歳までの子供たちに対し、社会性と情緒を学ぶ機会を提供している組織です。
コロナ禍によりGAPのCSR活動はしばらくの間バーチャルで実施していましたが、2022年6月以降ようやく対面でGLICODEを使った活動を再開することが出来るようになりました。6月の学校休暇中に2度行われたイベントには約50名の子供たちが参加、Pockyを使って楽しみながらプログラミングを学び、Pockyをより身近に感じてもらう事ができました。

シンガポールでGLICODEを実施する従業員と子どもの写真

シンガポールで実施した「GLICODE®」体験イベントの様子

<事例>佐賀県地域振興取り組み「プリン県さが」への参加

グリコマニュファクチャリングジャパン佐賀工場では、「プリン県さが実行委員会」と連携し、佐賀県をプリンの消費量No.1の県にしようとする地域振興の取組みを実施しています。 2022年4月に行われた、入場者600人規模のイベント「よかばいマルシェ」にも参加しました。プッチンプリンは地元佐賀県でも製造していることや、おいしさにこだわった製法や品質についても、地域の方々へお伝えする機会となりました。

<事例> 成人式で北本市とのコラボレーション

北本市ゆるキャラの「とまちゃん」をデザインした商品画像

北本市ゆるキャラの「とまちゃん」をデザインしたポッキーとプリッツ

埼玉県北本市の成人式実行委員から、成人式の活性化のために地域企業とのコラボレーションをしたいというご要望をいただき、2020年1月から、グリコマニュファクチャリングジャパン北本工場で製造している製品を活用した、新成人記念品をご提供しています。2023年1月の成人式は、北本市ゆるキャラの「とまちゃん」をデザインしたポッキーとプリッツをお渡ししました。

教育支援事例

体験を通じた独自の教育支援

Glicoグループでは、グループが持つさまざまな資源を活用し、独自の教育支援活動を行っています。

工場見学施設「グリコピア」の開設

創業者・江崎利一の「食べることと遊ぶことは子どもの二大天職である」という企業哲学をもとに、訪れた方々がGlicoグループの商品や食文化について楽しく学べる工場見学施設として、「グリコピア神戸」(兵庫県)、「グリコピア・イースト」(埼玉県)、「グリコピアCHIBA」(千葉県)を開設しています。 各施設では、併設された工場で製造しているポッキーやプリッツ、パピコやセブンティーンアイスの製造工程の見学や、デジタル空間でオリジナルのお菓子づくりやクイズに挑戦する体験等、地域のお客様をはじめ、多くの方々に「見る・楽しむ・学ぶ」を体感していただいています。

写真

グリコピア神戸(左)・ グリコピアCHIBA(右)

子どもたちへの教育支援活動

創業以来、子どもたちのすこやかな成長を願ってきたGlicoグループは、子ども達への教育支援にも取り組んでいます。Pockyを使用してプログラミングの基本的な考え方を学べるGLICODE®(グリコード)や、近年世界的に問題となっている環境課題への取り組み、また、お口の健康に関わるさまざまな問題を重要な社会課題として捉え、食育の一環として自社で開発した「デンテ博士の秘密の実験室」等、さまざまなプログラムを全国の小学校や学童教室等で実施しています。

従業員が講師となりこどもたちの前で説明する写真

従業員が講師を務める出前授業の様子

プログラミング教育に携わる先生方への支援

GLOCODEの授業教材コンテンツパック画像

Glicoグループでは、プログラミング教育を通じ、皆様の知的健康に貢献していきたいと考えています。おいしいおかしを食べながら楽しく遊び、学ぶことができるGLICODE®(グリコード)やGLICODE MAKERは、小学校教育にもご利用いただいております。 また、プログラミングの指導をされる先生方のお手伝いができればと、2017年以降、授業で使用するキットを作成し、応募いただいた先生方にお配りしました。さらに、2022年12月からは「授業教材コンテンツパック」としてWEB上に公開し、ダウンロードできるようにしました。

≫素材ダウンロードページはこちら


 

キャリア教育による次世代育成

Glicoグループでは、小学生を中心に環境やキャリア教育等の授業を実施しています。こうした活動を通じて、環境問題・キャリア形成に対する関心を喚起し、地域の次世代を担う子供たちの育成に携わっています。

高校生への出張授業

従業員が中高生の前でキャリア授業を行う写真

中学校や高校からのニーズに応じた出張授業等も行っています。主に2日間程度のプログラムを構成し、Glicoの事業内容等の紹介から、テーマに沿った形での講義を行います。それを受けて、生徒側で考えた意見・アイデアをレポートにまとめて提出してもらい、後日フィードバックすることで、仕事の一連の流れや、喜び・大変さを疑似体験していただいています。

健康への貢献

健康づくりに寄与する活動

「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を存在意義(パーパス)に掲げる食品メーカーとして、Glicoグループが持つ資源の他、外部の知見も取り入れ、健康づくりに寄与するさまざまな活動を展開しています。

「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」スタート!!

Glicoすこやかな食生活プロジェクトイメージ画像

Glicoすこやかな食生活プロジェクトイメージ画像

栄養菓子「グリコ」から始まったGlicoは、2022年に創立100周年を迎えました。新たな100年への第一歩となる2023年、引き続き「おいしさと健康」の提供を通して、さらにみなさまの「すこやかな毎日、ゆたかな人生」の実現に貢献していきたいという思いから、「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」をスタートいたしました。 このプロジェクトは、Glicoのコミュニティサイト「with Glico」を主な活動プラットフォームとして、カラダにうれしい素材のチカラや食事法をお伝えするセミナーや、会員参加型の食生活改善プログラムなどの各種企画を通して、「すこやかな毎日を支える食生活」についての理解を深め、仲間と一緒に体感し、分かち合える機会をお届けしていきます。

≫すこやかな食生活プロジェクトの詳細はこちら

≫ with Glico会員登録はこちら

 

アスリートによる子どもたちのすこやかな成長支援

所属アスリートと共に、スポーツを通じて子どもたちのすこやかな成長に寄り添い、ココロとカラダの健康づくりをサポートする活動に取り組んでいます。近年では、プロテニスプレーヤーの越智真選手によるキッズテニス教室や、プロゴルファーの西智子選手によるキッズゴルフ教室などを実施しました。

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キッズテニス教室(左)とキッズゴルフ教室(右)に参加した子どもたち

「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」

「一人でも多くの子供たちに、モータースポーツの楽しさを体験してもらい、夢をもつ大切さ、挑戦する楽しさを伝えていきたい」というレーシングドライバー佐藤琢磨選手の想いに賛同し、全国の子どもたちを対象に開催されているカート大会「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」を2014年からサポートしています。
2022年度は、全国23か所でタイムトライアルレースによる予選大会を開催し、1,551名が参加。その中の上位100名によるFINAL大会を、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催しました。FINAL大会では、佐藤琢磨選手によるアドバイスを受けながら、真剣勝負のタイムトライアルを実施。勝ち抜いた上位10名は、後日「TAKUMA KIDS KART ACADEMY」に招かれ、さらなるスキル上達に向けて、佐藤琢磨選手による直接指導と模擬レースを受講しました。
また、2020年から、「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」で優秀な成績を収め、レーシングドライバーを志す子どもたちの第一歩をサポートするスカラシップなどのプログラムも行っています。

TAKUMA KIDS KART CHALLENGEで夢に向かって挑戦する子どもたちの写真

「Glico ジャンプアップチャレンジ」

2021年より、女子バレーボールチームの久光スプリングスが運営するスプリングスアカデミーと「子どもたちのすこやかな成長を応援したい」という想いを共にし、「Glico ジャンプアップチャレンジ」を行っています。子どもたちのバレーボールのスキルはもちろん、コミュニケーション力の向上を目指してチャレンジメニューをゲストコーチの元日本代表新鍋理沙さんとともに考案・実施しました。また、成長期の子どもたちに必要な栄養・食事に関するご家族向けの講習会や、グリコピア神戸へのご招待など、さまざまな面で子どもたちの成長を支援する取り組みを行っています。

今後もさまざまなアスリートとともに、スポーツを通じて子どもたちのすこやかな成長に寄り添い、ココロとカラダの健康づくりをサポートしていきます。

Glicoジャンプアップチャレンジに参加した子ども達の写真

公益財団法人 母子健康協会への支援

創業者・江崎利一が、私財を投じて1934年に創設した公益財団法人母子健康協会の活動を江崎グリコは援助しています。公益財団法人母子健康協会は、子どもの心身の健康増進や疾病の予防とその治療に役立つ小児医学研究への助成を中心事業とし、乳幼児のすこやかな成長に関する情報を掲載した機関紙「ふたば」の発行、小児の健康と育児をテーマにしたシンポジウムを開催する等の多彩な活動を行っています。