商品・サービスへの環境負荷低減

環境に配慮した商品企画・設計

Glicoグループでは、安全・安心な商品を提供するため、原材料をはじめとするさまざまな資源を使用しています。原材料の調達から製造、消費に至るまでの環境負荷を低減するため、開発・企画段階から環境に配慮した商品設計を行っています。

容器・包装への取り組み

品質向上を目指し、容器・包装の機能を追求するとともに、減量化による環境負荷の低減にも取り組んでいます。 お客様が容器・包装を捨てる際に分別しやすいよう、商品には包装材料の種類やリサイクルマークを表示しています。また、箱型商品については、小さくたためる加工を行い、家庭から排出されるゴミの体積を減らす工夫を行っています。

【取り組み事例】プラスチック使用量削減

<トレー>

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軽量化したプラスチックトレー

2018年より「アーモンドピーク」や「神戸ローストショコラ」のプラスチックトレーの軽量化に取り組み、従来比年間約4tを削減しています。

<外包装>

2022年より「ポッキー<8袋>」や「プリッツ<8袋>」の外包装の薄化に取り組み、従来比年間約42tを削減しています。

ポッキー<8袋>、いちごポッキー<8袋>、プリッツ旨サラダ<8袋>、トマトプリッツ<8袋>

<ストロー>

石油系樹脂を原料としたストローから植物由来原料を5%配合したストローに変更したり、ストローを廃止し直接飲みやすい容器に変更したりして、環境対応型包材の導入を進めています。2022年からは、すべてのストローにおいて、植物由来素材を5%以上使用したストローを採用しています。

植物由来原料を配合したストローを導入した商品と、ストローを廃止した牛乳の商品画像

植物由来原料を配合したストローを導入した商品と、ストローを廃止した牛乳の商品画像

<シュリンクフィルム>

商品画像

商品画像

シュリンクフィルムを外したプラスチックカップ容器

2021年3月より、「朝食りんごヨーグルト」のプラスチックカップ容器にラミネートしていたシュリンクフィルムを外し、容器に直接印刷する仕様に変えたことで、プラスチックの使用量を削減しています。また、2021年5月からは容器の一部原料をバイオプラスチックに置き換えています。この取り組みにより、年間約24tのプラスチック使用量削減につながる見込みです。

<アイススティック>

バイオマスプラスチック化

2019 年度より、「セブンティーンアイス」のスティックの組成の10%を植物由来のバイオマスプラスチックに置換しました。「セブンティーンアイス」のスティックには、サトウキビから作ったポリエチレンを使用しています。

【取り組み事例】森林認証紙の使用

世界的に森林破壊が問題になっており、適正に管理された森林から産出・加工された紙を使用することも企業として重要な取り組みの一つです。Glicoグループでは、FSC®(※1)やPEFC(※2)などの国際的な森林認証団体から認証された環境配慮紙の使用を順次拡大しています。

FSC認証PEFC認証を取った商品一覧

(※1)FSC®( Forest Stewardship Council® :森林管理協議会)とは、責任ある森林管理の普及を目指し、責任ある森林管理の規格を定め、国際的な森林認証制度を運営している非営利団体です。
(※2)PEFC( PEFC森林認証プログラム)とは、「環境・森林を保護しつつ、同時に産業を繁栄させること」を目的に発足された森林認証システムです。


【取り組み事例】省エネルギー

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省エネタイプの自動販売機

「セブンティーンアイス」や飲料・デザートは、自動販売機でも販売しています。自動販売機への真空断熱材の使用やLED照明に切り替える等して、計画的に省エネタイプに切り替えています。