美容と健康に効果の高いアーモンドの秘密

アーモンドの実
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スーパーフードとして注目を集めているアーモンド。その効果と食べ方について詳しい2人にお話を聞いてきました。

関由香先生とグリコ健康科学研究所研究員・加藤

(左)関由佳先生

小西統合医療内科で栄養外来担当。内科医、味噌ソムリエ、野菜ソムリエ、メディカルフード研究家。専門は予防医学、栄養療法。NYの料理学校でアーユルヴェーダに触れ、帰国後Traditional Ayurveda Japanにてファンダメンタルコース修了。

(右)加藤和子

江崎グリコ 健康科学研究所所属。学生時代は生命理工学研究科でバイオテクノロジーの研究。江崎グリコに入社後はアーモンドの健康効果について研究している。

食物繊維がたっぷりなアーモンド

加藤:先生は内科医なのに、なんとNY(ニューヨーク)へ料理の勉強をしに行かれていたとか。アメリカではアーモンドが流行していると聞きましたが、いかがでしたか?

関先生:そうですね。コーヒー店や今流行りのコールドプレスジュースのお店などではアーモンドミルクが主流になっているようです。特に、健康に対しての意識の高い女性、バリバリ働いてるようなキャリアウーマンが飲んでいると感じましたね。

加藤:アメリカでアーモンドミルクがそんなに飲まれるようになったきっかけは、なんだったのかしら。

関先生:ベースに、牛乳アレルギーがすごく多くなってきたということがありますね。私は、腸内環境を整えることを治療のメインにしていますが、現代人は腸内環境の乱れによるアレルギーが多いんです。

加藤:腸内環境ということで言えば、アーモンドには腸内をきれいにしてくれる食物繊維が多いですよね。その量はレタスの約9倍もありますものね。デトックスしながら腸内環境を整えられる……美容を考えるには欠かせないものということですね。

健康効果の高いアーモンド

アーモンドを日本で広めたい

加藤:先生、アーモンドが日本で普通に食べられるようになったのは、戦後だったって知っていました?
その先駆けになったのがグリコのお菓子だったんですよ。

関先生:そうなんですか?

加藤:わが社の創業者・江崎利一が、戦前アメリカに行った時、アーモンドの栄養やその効果について知る機会があったんですね。それからずっと「健康に良い」アーモンドを「おいしいおやつ」として消費者に届けられないかと考えていたそうです。
そして、初めてアーモンドに出会ってから25年後の1955年に「アーモンドグリコ」として商品化したんです。

関先生:だからグリコさんにはアーモンドを使った商品が多いんですね。

加藤:そして、キャラメルとアーモンドで「1粒で2度おいしい」というキャッチフレーズが生まれたのもこの時です。
グリコは、それからずっとアーモンドの研究を続けています。

おやつで『若返りのビタミン』と言われるビタミンEを摂る!

関先生:そんなに昔から研究されているんですね。
おやつを食べる時も、栄養素を考えてよりいいものを選ぶのは、すごく大事ですね。
NYでも、きれいな人ほどおやつに対しての意識が高くて、ナッツ類をポリポリ食べていますよ。

加藤:それはビタミンEによるアンチエイジング効果を求めているのでしょうか?

関先生:そうだと思いますね。ビタミンEはすごく抗酸化力が高いですから。

加藤:「若返りのビタミン」とも呼ばれるんですよね。
血行の改善効果もあるから、冷え症の女性にもオススメ。

関先生:そうですね。末梢の血行を良くする薬としてビタミンEを使います。
ビタミンEが入っている食材の代表は、やっぱりアーモンドですよね。

アーモンドの健康効果について話をする関由香先生

血糖値の急上昇を抑えるオレイン酸

加藤:最近、グリコ健康科学研究所では、アーモンドの健康機能に関して様々な研究をしています。
アーモンドを食事と一緒に摂ることによって、ご飯などの糖質摂取後の血糖値上昇を抑えられるのではないかという実験では、その通りの結果が出まして、学会などでも発表をしました。

関先生:それはアーモンドに含まれるどの成分の働きによる結果ですか?

加藤:いろいろ分析してきたところ、アーモンドに含まれるオイルが関与しているのではないかと考えています。また、それ以前にアーモンドの粒そのもの食べた時にも効果があるというデータも得ていますので、食物繊維やアミノ酸、タンパク質など、アーモンドに含まれる全体的なバランスも大きな影響を及ぼしているんじゃないかなと。

関先生:アーモンドに含まれるオイルは、6割ほどがオレイン酸ですよね。

加藤:ええ。今はオレイン酸を豊富に含んでいるところがポイントなのかと考えて検証しているところなんです。

関先生:オレイン酸は、海外の論文でもLDLコレステロールを下げる効果は認められていますね。LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも言われていますが、決して悪いものではなくて、細胞膜やホルモン、胆汁酸などの材料になる成分なんです。ただし、必要以上にあると酸化しやすくなり、動脈硬化の原因となりますので、数値が高い場合は、コントロールする必要がありますね。

加藤:血糖値を下げるだけでなく、血中コレステロールも改善できるとは、いいことづくしですね。

関先生:ええ。その原因は、食物繊維だろうなと思っていたんですが、お話を聞いてアーモンドオイルも含めて、複合的な作用というのもあるでしょうね。

アーモンドの健康効果について話をするグリコ健康科学研究所研究員・加藤

美肌や美髪をつくるミネラルが豊富

加藤:私たちは、アーモンド以外のナッツ類との比較研究もしているのですが、アーモンドはミネラル分のバランスがよいというところにも注目しています。

関先生:そうですね。骨を作るために必要なカルシウムとマグネシウムもしっかり入っているから骨粗しょう症の予防にもいいですね。

加藤:骨粗しょう症の予防に良くても、シニア層の方にはアーモンドは硬くて、噛み砕けなかったり、歯に詰まったりするんですよね。
そういう方にもアーモンドを摂ってもらえるように、アーモンドミルクのような商品を開発・販売しています。

関先生:骨を作るということでは、アーモンドは妊婦さんにもいいんですよ。妊婦さんには、カルシウムやカリウム、ナトリウムといった必須ミネラルが重要です。
特に、赤ちゃんがお腹の中で育つ、つまり細胞分裂するために重要な亜鉛の量もアーモンドは多いですね。

加藤:細胞分裂……ということは、美肌や美髪のためのターンオーバーにも効果がありそう!

関先生:そうなんです。時に女性として、ミネラルをしっかり摂ることを意識していきたいですね。ただし、いくら体に良いと言っても摂りすぎはいけませんね。
アーモンドはカロリーもありますから1日20〜30粒までがオススメです。

加藤:本当にそうですね。アーモンドを上手に摂って、いつまでも若くて健康でいたいですものね。
これからもグリコでは、アーモンドの研究を続けていきます。
先生、今日はありがとうございました。

関先生:こちらこそ。ありがとうございました。

 

>> 【第二弾】グリコーゲンの秘密はこちら

>> 【第三弾】ヘスペリジンの秘密はこちら

>> 【第四弾】パプリカの秘密はこちら

「からだにいいこと」編集部

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