小野原 悠さんの2023年度後半期レポート

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Glicoは、プロのレーシングドライバーを目指してTAKUMA KIDS KART CHALLENGE(タクマ キッズカートチャレンジ)に参加する子どもたちのために、もっと支援できることがないかと考えました。プロのレーシングドライバーになるには、相当な厳しい道のりと狭き門をくぐり抜けなければなりません。Glicoは、佐藤 琢磨選手と検討を重ね、子どもたちの夢への第一歩をサポートするプログラムを2020年より始動しました。​
2023年度は小野原 悠さん、濱邉 誠己さんに加え、2022年TAKUMA KIDS KART CHALLENGE アカデミーで優勝した黄 海仁(ファン ヘイン)さんの活動をサポートしています。
3選手それぞれが将来の夢に向かって挑戦する様子を、各選手からレポートをいただきましたのでご紹介いたします。

【小野原 悠さんの2023年度後半期レポート】
・・・・・以下、レポート内容・・・・・

HRS-K第3回スクール 5月13日、14日

1日目の午前中までは前回の第2回のスクールで使ったタイヤで走りました。午後7回目の走行からSL17のタイヤに替えて走行しました。SL17タイヤに変えてから1回目の走行でタイヤの特性をわかり切ることができず、走らせ方をタイヤに合わせ込むことができなかったことが反省点です。
そしてその日にレースがありそのレースでは6番手からのスタートでした。スタートで3台ほどに抜かれてしまいましたがその後1台を3コーナーで抜き1つ順位を上げました。それから残り5周ほどになった頃に急に雨が強くなり路面が濡れていて滑りやすい状態で走りました。それから1台を1コーナーで抜きその周に3コーナーでも1台抜き最終的には5番手で終えました。
急に雨足が強くなってもペースを落としすぎずに走れたことは良かったと思います。
2日目は一日中雨での走行でした。
雨でのヘアピンや最終コーナーの向きの変え方が他の人と比べて遅くて立ち上がりも遅くなっていました。もっと早く向きを変えて速く立ち上がれるようにすることが最後までできずに終わってしまいました。
セットアップも2つ試してリアが固いセットとリアが軽いセットを試しましたが、リアが固いセットのほうが走らせやすかったです。なぜなら、リアの固いセットはリアの軽いセットより、向きが少し変わりづらいが立ち上がりで滑ることがなくきれいに立ち上がっていけたからです。

鈴鹿選手権 第3戦

6月25日
タイムトライアル 21台中5位
タイムトライアルではミスをせずにまとめ、タイムを出すことができ5番手でした。

予選レース 21台中8位
5番手からのスタートで、スタートはまずまずでしたが、25Rで隙を見せてしまい25Rで1台に抜かれてしまいました。それから必死に追いつこうとしていましたが追いついて行けず、7周目に3コーナーで一気に2台に抜かれてしまい抜き返すことができず、8位で終わりました。

決勝レース 21台中6位
8番手スタートで、スタートで混乱しているところをうまく抜けることができ、1つ順位を上げ7番手にあげました。そこからずっと前がバトルしたりしてかなり詰まってブレーキを遅らせれば抜ける間合いなのにいくことができず、順位を上げていくことができませんでした。後ろからも並びかけられたりしましたが抜かれずに7番手で終えました。前のドライバーにペナルティがあり6番手で終えました。
鈴鹿選手権第3戦では追いついた時にすぐに判断をしてブレーキを遅らせて抜いていくことができず、更にミスが多く、タイムを安定させることができなかったりと、課題が多くわかることができたレースでした。

HRS-K第4回スクール 7月8日、9日

初日、2日目ともSL17タイヤで走りました。
2日目のタイムトライアルでは、路面が濡れている状態から生徒達が走って、徐々に路面が乾いてくるセッションで、タイムが1番出る最後のアタックのときにブレーキングでのミスをしてしまうというメンタルの悪さがとても目立ってしまっていました。
今回のスクールでのレースでは自分から飛び込んで抜くことが出来たりと、抜くことは出来ました。しかしタイムを安定させることができず、前に離されていく事がありました。ミスでスライドさせてしまうことも多く、もっとレースで安定した走りをすることが大事だと思いました。
今回のスクールではヘアピンの立ち上がりで特に離されていることがわかりました。ヘアピンで突っ込みすぎていることがわかったのでそこを次回に修正していこうと思いました。

鈴鹿選手権 第4戦

7月16日
タイムトライアル 24台中7位
タイムトライアルは自分の走りをまとめきることができずタイムを伸ばすことができませんでした。

予選レース 24台中8位
7番手からのスタートでスタートがうまくいき1つポジションを上げて6番手に上げることができました。2周目に1コーナーで抜かれ、その時にアウト側で粘って失速して3コーナーでも抜かれてポジションを大きく落とし、3周目に入るときには9番手まで落としてしまいました。前とも離れてしまったので追いつこうと必死でした。それから追いついて抜くことができ8番手で終えました。

決勝レース 24台中7位
8番手からのスタートで、スタートを上手く決めることができ、6番手まで上げることができました。それから6周目に3コーナーで飛び込んで抜くことができ、5番手に上げることができました。ですが、その次の周に抜き返されて更にもう一人に抜かれてしまい2つ一気にポジションを落としてしまいました。それから2周してからまた3コーナーで抜きましたがその周にヘアピンで抜かれて順位を上げることはできませんでした。そこからついていくことができず少しずつ離されていってしまい7位で終えました。

カートに乗る小野原さん

HRS-K第5回スクール 7月24日、25日、26日

初日はSL17タイヤでの走行でした。
前回の第4回でのスクールで遅かったヘアピンの走らせ方を講師からのアドバイスがあり、それを試してみたら前の走らせ方よりも立ち上がりが早くなりさらにミスも少なくなり、安定した走りができるようになりました。
2日目は1本目からいきなりハイグリップタイヤでタイムトライアルでした。タイヤのイメージをしっかりして1本目からタイヤの特性を活かして走ることができ、タイムを出すことができました。
レースでは、レースが始まって1周目、2周目に抜かれてしまい、そこからまた順位をあげようとバトルをして前と離れてしまってさらに上の順位を目指せないというレースが多かったです。
3日目は逆走での走行でした。
1周タイトラ、2周タイトラが最終日にありそのタイムトライアルでは絶対に突っ込みすぎないように走るようにしました。結果、それでミスをほぼ無くすことができ、まとめることができタイムを出すことができるようになりました。
レースでは後ろから相手が追ってきているときや抜かれた時に焦ってミスが多くなってしまうことが多く、メンタルがまだまだ弱いことがわかりました。

フェスティカサーキット瑞浪 第5戦、第6戦

8月5日 第5戦
タイムトライアル 28台中11位
タイムトライアルでは位置取りをミスしてしまい、最後までスリップを使うことができずタイムを伸ばすことができませんでした。

予選ヒート1 28台中6位
予選ヒート1は11番手からのスタートで1つ順位を落としてしまい、更に2周目の1コーナーでも抜かれて13番手まで落ちてしまいました。3周目にたこつぼの立ち上がりで失速しているところを抜いて1つ順位を上げ、その次の周にもたこつぼで飛び込んでいき、1つ順位を上げ、その次の周には11コーナーで1つ順位を上げてその次の周も1つ順位を上げて9番手まで上げました。そしてファイナルラップにも5コーナーで抜くことができ、8位で終えました。前のドライバーにペナルティがあり6番手でした。

予選ヒート2 28台中15位
予選ヒート2は19番手からのスタートでした。スタートはまずまずで戻ってくると18番手でした。2周目に1コーナーで接触があり2つポジションが上がりました。しかしその周の11コーナーで隙を見せてしまい、1つポジションを落としてしまいました。そして次の周にも1つポジションを落としてしまいました。5周目には相手を抜いて更に次の周にも2コーナーで抜いて順位を16位に上げました。そしてファイナルラップには5コーナーの立ち上がりで1人抜いて、15位でレースを終えました。

決勝ヒート 28台中14位
決勝ヒートは9番でスタートでした。しかしスタートしてからの位置取りが悪く1周目がおわると12番手になってしまいました。4周目には自分の飛び込む判断が悪くて自分が失速してしまい14番手まで順位を落としてしまいました。更に次の周にも3台に抜かされて17番手まで落としてしまいました。7周目に5コーナーで1台を抜かすことができ16番手にポジションを上げることができました。そこから順位は変わることがなく16位で終えました。前のドライバーにペナルティがあり結果は14位でした。

カートで走る小野原さん

8月6日 第6戦
タイムトライアル 27台中16位
まだ自分のメンタル部分でこの周で決めないと、と思ってミスをしてしまうことが多く、まとめきることができませんでした。

予選ヒート1 27台中15位
16番手からのスタートでしたが、スタートして1コーナーでクラッシュがあり、自分も巻き込まれて21番手まで順位を落としてしまいました。それからすぐにイエローコーションになって3周終了までオーバーテイクはできませんでした。リスタートしたその周にたこつぼで飛び込んで1台抜き、その次の周にも2台抜くことができ18番手まで上げることができました。ファイナルラップにも前に追いついて抜くことができ、17位で終えました。前のドライバーにペナルティがあり15位でした。

予選ヒート2 27台中5位
予選ヒート2は8番スタートでした。スタートはまずまずでしたが、アウト側からかなり相手を抜いていくことができ1周目が終わると5番手にあげる事ができました。4周目には11コーナーで1台抜いて4番手に上げました。しかし5周目の1コーナーで1台に抜かれて、5コーナーでは2台に抜かれてしまい、7番手に落としてしまいました。それから少しずつ離されてしまい9周目に5コーナーで1台に抜かれてしまいました。ファイナルラップでは、1コーナーで2台が少し失速しているところを抜くことができ、6番手に上がりそして14コーナーでも1台が失速していて5位でチェッカーを受けました。

決勝ヒート 27台中7位
決勝ヒートは9番手スタートでした。スタートでは少しアクシデントがあり、その影響もあり、10番手に順位を落としてしまいました。2周にはたこつぼで前2台が接触し2つポジションを上げ8番手になりました。それから前に追いついて抜くところまでいけませんでしたが、17周目に前がバトルしているところをクロスを取って12コーナーで2台抜くことができました。しかしファイナルラップの1コーナーで抜かれてしまい、そこから抜き返せず7番手で終えました。

カートで走る小野原さん➁

HRS-K第6回スクール 8月15日、16日、17日

初日はBSタイヤで走行しました。
初日はレースがあり、そのレースではスタートが悪くて周りに抜かされていってしまうことが多く、そして雨が降って路面が変わっていく状況ですぐに対応していくことができず前に追いついて抜かしていくことができませんでした。
2日目は普段ジュニアマックスのレースで使っているD2タイヤで走りました。
タイムトライアルでは1周タイトラを1回や2周タイトラなど、ミスが絶対にできない状態でのタイムトライアルをしました。そのタイムトライアルでは絶対に突っ込まず、滑らさない意識で走り1周、2周タイトラではポールを取ることができました。
レースでは、初日の課題であったスタートでは、うまくいく回数を増やすことができましたが、エンジンがかぶってしまったりとまだ成功する確率が高くないのでこれからはもっとスタートを成功する確率を上げることが課題です。

HRS-K第7回スクール 9月9日、10日

初日は前回使ったD2タイヤで走行しました。
初日は走っていくにつれてフロントが減っていってアンダーになっていきそれで向きを自分で変えることができず立ち上がりで離されてしまうというようになってしまっていました。更にレース中でもミスも多くなってタイムを安定させて走ることができませんでした。
2日目は雨が降ったり止んだりでしたがずっと前日に履いたタイヤで走りました。
2日目もタイヤが減っている時に自分で思ったように向きを変えることができず立ち上がりで離されてしまうことが多かったですがブレーキの踏み方を初期で強く踏むのではなくて気持ち強く踏まないようにすると向きが変わりやすくて立ち上がりが良くなったと感じたのでその走らせ方をして向きを変えられるようにしていこうと思いました。

スタートを待つ小野原さん

鈴鹿選手権 第6戦

9月17日
タイムトライアル 22台中8位
スリップを使おうとして後ろについたのですが、相手との間合いが十分ではなく自分の思ったようなアタックができずタイムを出すことができませんでした。

予選ヒート 22台中22位
予選ヒートは8番のスタートでかなり上手くスタートを決めることができ、スタートで3台、そして3コーナーでも1台抜くことができ4番手まで上げることができました。ですが、スタートしてから直線で何故か伸びなくて2周目の1コーナーで抜かれてしまい、その次の周にもまた1台に抜かれてしまい、またその次の周にも1コーナーで1台に抜かされてしまい連続で抜かれてしまいましたが、なんとかついていき5周目にヘアピンで失速しているところを抜いて1つ順位上げることができました。ですが、その次の周から直線が伸びづらくなり、バックストレートで抜かれて、更に立ち上がりも速度が乗らなくなり、どんどん抜かれていって次の周にはアクセルを踏んでも全く速度が出なくなりその周にピットに戻ってリタイアしました。直線が伸びない原因は電気系のトラブルでした。

決勝ヒート 22位中13位
決勝ヒートは予選リードでリタイアしたので最後尾からのスタートでした。スタートでは良い位置取りをすることができ4つほどポジションを上げることができました。ですが、ここから抜ける間合いにいるのに自分でブレーキを遅らせて入っていくことができず、抜くのに時間がかかってしまい、早いうちから前の人を抜いて前に上がっていくことができませんでした。10周目には集団を抜け出すことができ15番手でした。それからなんとか必死に追いつこうとしていたのですが、追いつき抜くところまで行けず、結果は13位でした。
鈴鹿選手権第6戦では決勝ヒートで自分が、抜けると思っても並びかけることができなかったりと自分の飛び込む勇気の無さを思い知らされました。もっとブレーキを上手くし飛び込んでいけるようにならないとこれからは駄目だと改めて感じ、自分の1番の課題だと感じました。

カートの調整を待つ小野原さん

カートに乗る小野原さん

瑞浪MaxFestival

9月30日
タイムトライアル 1組15台中2位 全体30台中4位
タイムトライアルでは自分の中ではうまくまとめきることができ、全体で4番手タイムでした。

予選ヒート A-D 15台中7位
予選ヒートはすべて2番手からのスタートでした。自分は2番手からスタートしたことがあまりなかったのでかなり緊張をしていました。2番手からのスタートはまずまずで、順位は落とすことなくスタートできました。が12コーナーで縁石を乗りすぎてしまうミスをして、1つポジションを落としてしまいました。ですが2コーナーで抜き返したり2番手に戻ることができました。ですが次の周に2コーナーでまだ抜かれてしまいました。それからその周のたこつぼで抜き返しましたが、11コーナーで並ばれてしまい2台に抜かされてしまいました。その次の周には2コーナーで抜いて順位を3番手に上げました。その次の周には5コーナーで抜かれてしまい更に次の周の2コーナーでもまた1台に入られて抜かされてしまいました。そこからファイナルラップでも抜くことができず、更に13コーナーで接触してしまい、7位で終えました。

予選ヒート B-D 15台中4位
スタートで少し出遅れてしまい1周終わると5番手になってしまいました。少し離れてしまっていましたが、7周目には追いつき8周目の2コーナーで1台抜くことができました。そこから前を追っていましたが抜くところまではいけず4位で終えました。

予選ヒート C-D 14台中6位
スタートでは少し遅れてしまい、2周目には2コーナーで1台抜きましたが、すぐに抜き返されてしまい、次の周にも2コーナーで抜いたのですが5コーナーで抜かされてしまい順位を上げることはできませんでしたが、5周目に5コーナーでインに入り1台抜かすことができ4番手に順位を上げました。6周目にも5コーナーで飛び込んで1台抜いて3番手に上げました。そして8周目にトップ2台がバトルしているところをクロスを取って2台抜き1番手に上げました。しかし、次の周の2コーナーで2台一気に抜かれてしまい更に5コーナーでも並ばれて、自分が粘ってしまい、アウト側で失速して7番手まで落としてしまいました。更にたこつぼでも1台に抜かれて8番手に落としてしまいました。ファイナルラップで1台を5コーナーでインに飛び込んで抜くことができ、7位で終えました。前でペナルティがあり、結果は6位でした。

10月1日
プレファイナル B組 15位中2位
プレファイナルは4番のスタートで雨が降ってレインコンディションでした。スタートはうまくいき、1周終わると3番でしたが、2周目に5コーナーで抜かれて1つポジションを落としてしまい更にたこつぼでも2台に抜かされて6番手に順位を落としてしまいました。ですが7周目に1台を抜くことができ5番手に順位を上げることができました。8周目には5コーナーで飛び込んでいきましたがクロスを取られてしまい順位を上げることはできませんでしたがその周の13コーナーでインに飛び込んで追い抜くことができ4番手に順位を上げました。そしてファイナルラップでは前で接触があり3番手に上がり順位は変わらず3番手で終えました。前のドライバーにペナルティがあり結果は2位でした。

ファイナル 30台中4位
ファイナルは5番手からのスタートでした。スタートは良くて1周目が終わると1つポジションを上げて4番手でした。3周目には12コーナーでクロスを取り1台抜き3番手に上げました。しかし6周目にたこつぼでイン側に入られて順位を1つ落としてしまいました。しかしその次の周に2コーナーで立ちたがり重視のラインを取り、抜き返すことができましたが、たこつぼのアウト側の縁石に乗りすぎてしまい、また抜き返されてし4位に落としてしまいました。それから、必死に追いつこうとしていたのですが、タイヤが減ってきてから自分で向きを変えることができず、離されていってしまい、順位は変わることがなく、4位でおえました。

今年の参戦予定のレースは全て終わりました。ですが、まだスクールが残っているので気を抜かずに成長していけるようにこれからも頑張ります。

カートで走る小野原さん③

カートで走る小野原さん④

カートで走る小野原さん⑤

カートで走る小野原さん⑥