瀧口純輝さんの2022年度前半期レポート

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Glicoは、レーシングドライバー・佐藤琢磨選手が中心となり、東日本大震災の復興を応援すべく2011年にスタートした復興地応援プロジェクト“With you Japan”とともに、 “TAKUMA KIDS KART CHALLENGE(以下、TKKC)”を2014年より毎年サポートしています。
その参加者の中には、プロのレーシングドライバーを夢見る子どもたちも多く、Glicoとしてさらなる成長支援ができないかと考えました。プロのレーシングドライバーを目指すには、相当な厳しい道のりと狭き門をくぐり抜けなければならず、佐藤琢磨選手と検討を重ねた結果、プロのレーシングドライバーを目指す上での第一歩をサポートするプログラムを始動。3年目となる2022年は、瀧口純輝(たきぐち じゅんき)さん・小野原 悠(おのはら ゆう)さん・濱邊 誠己(はまべ まさき)さんの活動をサポートしています。瀧口さんは今年で3年目のサポートで、鈴鹿選手権に挑戦。小野原さんは本年からのサポートでHRSでドライビングスキルを向上。濱邉さんはパリで行われる世界選手権に挑戦。3選手それぞれが将来の夢に向かって挑戦する様子を、各選手からレポートをいただきましたのでご紹介いたします。

【瀧口純輝さんレポート】

本年度もGlicoさんにサポートを頂いて、鈴鹿選手権seniorMAXクラスに参戦させていただく事になりました。4月の第1戦から9月の最終戦まで、フル参戦させていただきます。
去年まではJrMAXクラスに参戦していましたが、今年からはJrMAXの改造エンジンになる、seniorMAXに挑戦します。

カートを運転している瀧口さん画像

■鈴鹿選手権 seniorMAXレース 第1戦
seniorMAXクラスはかなりレベルが高く、初参戦した第1戦はかなり悔しいレースとなってしまいました。
練習走行は4月15日(金)、4月16日(土)と2日間走りました。金曜日の初めの走行ではトップから1.5秒ほど差を開けられてしまっていましたが、メカニックの佐久間さんや父からアドバイスを貰い、最終的には0.5秒差まで縮めることが出来ました。しかし、初めて走るエンジンに苦戦し、なかなか佐久間さんや父から頂いた課題が克服出来ず、課題が残ったままの走行練習で終わってしまい、今でも悔しさの残る二日間でした。

カート上で打合せしている様子の画像

・タイムトライアル:23台中19位
タイムトライアルでは単独でのアタックをしました。トップから約0.6秒差落ちのタイムとなってしまい悔しい結果になりました。

・予選:23台中18位
予選はワンポディションのアップで終了しました。予選は集団に入ってしまい、そこから前を抜け切れるペースと技術が無く、数台に埋もれてしまいポディションが上げきれずに18番手フィニッシュとなってしまいました。

ゴールした後の様子の画像

・決勝:23台中22位(フロントフェアリングペナルティ)
決勝は雨が降ってきてしまい、完全にレインコンディションになりました。
序盤はそんなにペースは悪くなく、ポディションも上げていけていたのですが、レース中盤の最終コーナーで後続車に押され、グラベルに行ってしまい戻れましたがこのような順位で終わってしまい、悔しさの残る決勝となってしまいました。

カートを運転している瀧口さん画像②

最後に
まず、このような不甲斐無い結果で終わってしまい、応援してくださる皆様に本当に申し訳無い気持ちで一杯です。鈴鹿サーキット国際南コースの新しくなった路面、新しいフレーム、エンジンに自分が合わせきれなかった事、悔しいですが事実です。今回のレースの最大の敗因は、練習走行から自分の課題を克服しきれなかった事です。

カートを運転している瀧口さん画像③

次回の鈴鹿選手権第2戦では、第1戦の練習走行からの課題を見つめ直し、同じミスを何度も繰り返さず、今回できなかった事をできるように意識を高く持ちたいと思います。しっかりと準備して挑み、ポイント獲得や上位入賞をめざして頑張りたいと思います。

Glicoさん、
With you Japan 飯沢さん、WISE 佐久間さん、父、母、おじいちゃん、おばあちゃん、いつも叱咤激励し、応援してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。
皆様に少しでも良い結果を報告できるように一周入魂で頑張ります!!

関係者と一緒に写真うつる瀧口さん

カートと一緒に写真うつる瀧口さん

【プロフィール】
名前:瀧口純輝(たきぐち じゅんき)
年齢:15歳
出身地:兵庫県 カートを始めた年齢:9歳(小学4年生)

9歳からカートをはじめ、TAKUMA KIDS KART CHALLENGEに過去3回参加。2018年にはアカデミー大会にて優勝するなど優秀な成績を収める。鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)の2020年度入校試験をクリア。2020年・2021年の2年間SRSのカートプログラムを受講しました。現在もさらなるスキルアップを目指して取り組んでいます。