地域貢献

基本的な考え方

Glicoグループは事業活動を通じて、人々の健康増進への貢献と、経済・福祉・文化の発展に努めています。さらに、事業活動で培った知見や技術を活用した教育支援、経済・福祉・文化面の社会活動を通じて、コミュニティへ参画し、地域社会の課題解決を目指しています。実施にあたっては、地域社会との対話により課題やニーズを適切に把握し、地域社会の要請や期待に応えるよう積極的に取り組んでいます。

コミュニティへの参画

文化活動等への協賛

Glicoグループは、劇団「四季」ミュージカル、宝塚劇場等へ協賛を行っています。 また、地域イベントの維持・振興への協力を通じて、地域のスポーツや文化の発展を支援しています。

『佐賀生まれ、グリコの創意工夫学 -おかしを食べて、おかしなことを考えよう-』への協力

2019年12月、佐賀バルーンミュージアムにて、幕末の藩校・弘道館を現代に再現した佐賀県の事業「弘道館2-藩校しようぜ。-」の特別講座が開催され、創業者・江崎 利一が「栄養菓子グリコ」に含まれている栄養素「グリコーゲン」に出会いちょうど100年目を迎えたことを記念し、Glicoが講師役として招待されました。 小学生約30名を対象に、創業者の江崎 利一が生涯を貫いた創意工夫の精神や、Glicoの歴史について解説するとともに、「栄養菓子グリコ」の新しいおもちゃを、創業者の創意工夫の精神に則って考えてもらうワークショップ等を実施しました。

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Glicoの歴史を解説する様子(左)・ワークショップの様子(右)

地域福祉への支援

Glicoグループでは、全国各地で清掃や防犯等のボランティア活動を実施する他、復興や防災、行政による福祉活動の支援を行っています。

グリコワゴンで被災地を訪問

「日本中に おいしさと健康 そしてワクワクする笑顔をお届けしたい。」そんな想いでGlicoグループの商品を積み込み、全国を巡るグリコワゴンは、2011年の東日本大震災以降、被災地への訪問活動を継続しています。 2019年度の活動としては、1月に「平成30年7月豪雨」の被災地である広島県三原市を、3月に北海道胆振東部地震の被災地である北海道厚真町を訪問。9月には、東日本大震災の被災地である福島県白河市で行われた「風とロック芋煮会2019」に参加しました。被災地の皆さまに笑顔になっていただけるよう、グリコワゴンとの写真撮影を楽しんでもらい、Glicoグループの商品詰め合わせ等を贈呈しました。 また、10月には、台風の影響で体育館に傷跡が残る千葉市立稲浜小学校の学童保育を訪れ、Glico従業員によるプログラミング教材「GLICODE®(グリコード)」を使った授業もあわせて実施。子どもたちの健やかな成長に寄り添いながら笑顔を届けられるよう、グリコワゴンはこれからも活動を続けていきます。

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千葉市立稲浜小学校を訪れたグリコワゴン(左)・風とロック芋煮会2019を訪れたグリコワゴン(右)

「Plogging」で事業所周辺の清掃活動を展開

Glicoグループではこれまで全国各地で地域の清掃活動に参加してきましたが、もっと主体的で「Glicoらしい」活動にできないかと考え、ジョギング(Glicoのゴールインマークロゴを想起)をしながら清掃活動を行う「Plogging」活動を2019年10月~11月に日本国内および中国各地の事業所周辺で、延べ50回程度実施しました。

中国での実施風景(左)・日本国内(広島)での実施風景(右)

災害被災地でのボランティア活動

佐賀県武雄市でのボランティア活動集合写真

災害発生時に事業所周辺の復興作業に従業員が積極的に参加できるよう、支援の仕組みを整備しました。この仕組みを活用して、2019年9月に佐賀県武雄市、10月に宮城県黒川郡大郷町、11月に長野県長野市で、各地域近隣で勤務する従業員がボランティア活動に参加しました。

地域社会と協力した防災訓練の実施

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Glicoグループ本社敷地内の体育館へ向かう地域住民の方々

地域の方々の安全確保に協力することは、地域貢献活動の中でも重要な取り組み事項であると考えています。本社がある大阪市西淀川区は、海抜ゼロメートル地帯のため、周辺河川が決壊した際には、甚大な被害発生が予想されています。そのため、Glicoグループは有事の際にスムーズに対応できるよう、西淀川区が行う広域防災訓練に、2017年度より参加しています。2019年度は、地域住民約30名が参加し、Glicoグループ本社敷地内の体育館へ避難誘導を行いました。

地域経済への支援

Glicoグループでは、海外への教育支援等も通じて国内外の地域経済を支援する取り組みを行っています。

フィリピンで「GLICODE®」体験イベント

海外への教育支援として、2019年8月より定期的に、フィリピンのTOPホスピタルのMom Class有名私立病院が主催する親子向けイベントの場で「GLICODE®」の紹介を行っています。2019年度は取り組みに共感していただいた、Cardinal Santos Medical Center、The Medical City、Makati Medical Centerで実施し、Mom Classイベントに参加した親子に加え、医療関係者の方にも「GLICODE®」を体験していただきました。

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フィリピンで実施した「GLICODE®」体験イベントの様子

使用済みの切手を回収

一部の支店では使用済みの切手を回収し、収集団体に提供しています。地域福祉や海外援助等、国内外のさまざまな福祉に役立てられています。

ペットボトルのキャップを回収

従業員が飲み終わった後のペットボトルのキャップを回収し、世界の子どもにポリオワクチンを送る団体に提供しています。

教育支援事例

Glicoグループ独自の教育支援

Glicoグループでは、グループが持つさまざまな資源を活用し、独自の教育支援活動を行っています。

工場見学施設「グリコピア」の開設

創業者・江崎 利一の「食べることと遊ぶことは子どもの二大天職である」という企業哲学をもとに、訪れた方々がGlicoグループの商品や食文化について楽しく学べる工場見学施設として、「グリコピア神戸」(兵庫県)、「グリコピア・イースト」(埼玉県)、「グリコピアCHIBA」(千葉県)を開設しています。 各施設では、併設された工場で製造しているポッキーやプリッツ、パピコやセブンティーンアイスの製造工程の見学や、デジタル空間でオリジナルのお菓子づくりやクイズに挑戦する体験等、地域のお客様をはじめ、多くの方々に「見る・楽しむ・学ぶ」を体感していただいています。

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グリコピア神戸(左)・ グリコピアCHIBA(右)

「グリコピア」見学連携プログラム

「グリコピア」では、地域行政と連携した教育プログラムも実施しています。「グリコピア・イースト」では、埼玉県 環境部 資源循環推進課が主催する「夏休み3R 環境講座」の開催に協力しました。本イベントは毎年の恒例行事で、2019年度で7回目の開催となります。埼玉県内の親子ペア約80名を招待し、ポッキーやプリッツの工場見学の後、工場における環境取り組みとして、廃棄商品を家畜の飼料として活用している事例や、包装材料をできるだけコンパクトにしてゴミを減らす工夫をしていること等の講演を行いました。工場見学や講演を実施することで、参加した方々に、Glicoグループの歴史や商品、環境取り組みを理解していただくとともに、地域の環境問題に関する意識を高めていただくことができました。

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ポッキーが製造されている様子(左)・夏休み3R環境講座(右)

「GLICODE®」を活用したプログラミング授業

2020年度から小学校の新学習指導要領が全面実施され、論理的思考力や問題解決能力の育成の観点から、小学校でのプログラミング教育が義務化されます。創業以来、子どもたちの健やかな成長を願ってきたGlicoグループは、子どもたちのプログラミング教育の力になるため、おいしいお菓子を食べながら楽しく遊び、学ぶことができるプログラミング教材「GLICODE®」を開発しました。 本プログラミング教材は、総務省の推進する2016年度「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に選定され 、これまで 、全国の小学校の先生との協業により「GLICODE®」を活用した授業を全国20カ所以上の小学校で実施していただいています。また、従業員による「GLICODE®」体験会の開催も実施しています。2019年度はさらに活動を拡大できるように従業員向けに講師育成研修を行い、全国の学童教室や児童養護施設の子どもたちを中心に、計41回実施しました。

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従業員が講師を務める「GLICODE®」授業の様子

環境取り組みの紹介

小学生や中学生を対象に、Glicoグループの環境取り組み(容器包材の環境負荷削減、オフィスの省エネ・省資源化)やフードロスに関する教育活動を全国で展開しています。2019年度は全国で約40回実施しました。

仙台市の児童館で実施した環境授業の風景

就業体験による次世代育成

Glicoグループでは、年齢やコース別にさまざまな就業体験活動プログラムを提供しています。プログラムを通じて事業だけでなく、仕事・職業に対する関心を喚起し、地域の次世代を担う子どもたちの育成に携わっています。

さんいん未来キッズプロジェクト

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さんいん未来キッズプロジェクトの様子

「未来を担う子どもたちに働くことの素晴らしさや山陰の企業の魅力を再発見してほしい」というBSS山陰放送主催のプロジェクトに鳥取工場が参画し、2019年7月25日、小学5・6年生5名が、鳥取工場において職業体験を行いました。子どもたちは、フレンドベーカリーの製造を見学した後、私たちが一つの製品を作り上げるまでに行っている設備の稼働状態の点検や品質検査等の仕事を体験してもらいました。見学や体験を通じて、普段見る商品の裏側の仕事について、子どもたちに学んでもらいました。

高校生の職場体験実習受け入れ

中部エリア支店で実施した、愛知県の高校生の職場体験実習受け入れ風景

全国の各事業所で、中学校や高校の職場体験実習の受け入れを行っています。2019年度は全国で約40回実施しました。 主に半日~3日間程度のプログラムを構成し、Glicoの企業理念や事業内容の紹介から、各事業所で行っている仕事内容について、従業員自身の入社動機ややりがいを交えてお伝えしました。そのうえで実際に簡単な作業実習をしていただき、働くことの喜びや大変さを体験していただきました。

健康への貢献

健康づくりに寄与する活動

「おいしさと健康」を企業理念に掲げる食品メーカーとして、Glicoグループが持つ資源の他、外部の知見も取り入れ、健康づくりに寄与するさまざまな活動を展開しています。

キッズスポーツ教室

スポーツを通じて子どもたちの健やかな成長に寄り添い、ココロとカラダの健康づくりをサポートする取り組みとして、アスリートによるキッズスポーツ教室を実施しています。 2019年度は、プロテニスプレーヤーの越智真選手による小学生を中心としたキッズテニス教室を開催。テニス未経験の子どもからスキルアップを目指す子どもまで、一人ひとりの参加者に目線を合わせながら指導し、子どもたちにテニスの楽しさを伝えました。 また、「未来ある子どもたちを応援したい」というレーシングドライバー佐藤琢磨選手の考えに賛同し、全国の子どもたちがカートを通じて触れ合うことを目的とした「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」をサポートしています。 2019年度は、全国24カ所でタイムトライアルレースによる予選大会を開催し、約1,400名がチャレンジ。その中で上位成績だった100名を選出し、鈴鹿サーキットにて本戦大会を開催しました。佐藤琢磨選手によるアドバイスを受けながら、真剣勝負のタイムトライアルを実施。その中で勝ち抜いた上位10名は、後日「TAKUMA KIDS KART ACADEMY」に招かれ、さらなるスキル上達に向けて、佐藤琢磨選手本人による直接指導が行われました。 今後もさまざまなアスリートとともに、スポーツを通じて子どもたちの健やかな成長に寄り添い、ココロとカラダの健康づくりをサポートしていきます。

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越智真選手とキッズテニス教室に参加する子どもたち(左)・佐藤琢磨選手とTAKUMA KIDS KART CHALLENGE 2019に参加する子どもたち(右)

健康啓発セミナー

子どもたちに「噛むことの大切さ」を理解してもらう「カムカム教室」を全国の小学校や自治体が主催する食育や健康に関するイベントで実施しています。噛むことの大切さを資料を使って講義した後に、ガムを噛むことによって体験してもらい、その後、食べ物やおやつに関するクイズを通じて、食についての理解を深めていただく内容となっています。2019年度は全国で約10回開催しました。

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カムカム教室の実施風景

公益財団法人 母子健康協会への支援

創業者・江崎 利一が、私財を投じて1934年に創設した公益財団法人 母子健康協会の活動を江崎グリコは援助しています。公益財団法人 母子健康協会は、「親と子の心身の健康増進に貢献すること」を目的として、子どもの健康の増進や疾病の予防とその治療に役立つ小児医学研究への助成を中心事業とし、子どもたちの健康に関する情報を掲載した機関紙「ふたば」の発行、小児の健康と教育をテーマにしたシンポジウムを開催する等の多彩な活動を行っています。