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2023年12月14日
江崎グリコ株式会社
短鎖脂肪酸を多く生み出すビフィズス菌Bifidobacterium animalis subsp. lactis GCL2505とイヌリンによる「内臓脂肪、体脂肪の低減」効果を確認
~ 国際科学雑誌「Nutrients」に掲載されました ~
江崎グリコ株式会社は、短鎖脂肪酸を多く生み出す※1当社独自のビフィズス菌Bifidobacterium animalis subsp. lactis GCL2505(以下、GCL2505株)と水溶性食物繊維イヌリンによる内臓脂肪(腹部内臓脂肪)、体脂肪(腹部総脂肪)の低減効果を確認しました。本研究成果は2023年12月7日(木)に国際科学雑誌「Nutrients」に掲載されました。当社は「タンサ脂肪酸プロジェクト」として短鎖脂肪酸の研究と啓発活動を積極的に進めており、今後もGCL2505株と短鎖脂肪酸の可能性を探ってまいります。
【本研究のポイント】
●Body mass index(BMI)が高め(23以上30未満)の成人男女120名を対象にしたヒト試験の結果、GCL2505株とイヌリンを 12 週間摂取した群は、プラセボ群と比較して、腸内のビフィズス菌が増え、腹部内臓脂肪と腹部総脂肪が低減しました。
●GCL2505株単体を今回の試験の8倍摂取した以前の試験では、内臓脂肪のみが低減しており、今回の試験ではGCL2505株とイヌリンがより効果的に腹部脂肪を低減したことが示唆されました。これは、GCL2505株とイヌリンの摂取によってGCL2505株と内在性のビフィズス菌が増え、短鎖脂肪酸が多く生み出されたためだと考えられます。
●内臓脂肪の蓄積による肥満は、糖尿病や脂質異常症などの代謝性疾患を引き起こします。今回の結果によって、GCL2505株とイヌリンを継続的に摂取することで、代謝性疾患を予防する可能性が示唆されました。
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