子育てアプリ「こぺ」人気記事セレクション【生後6か月編】

子育てアプリ「こぺ」人気記事セレクション

江崎グリコ株式会社では、育児を通じて子どものカラダとココロの成長を育むことを目指し、Co育てPROJECTを実施しています。今回は、子育てアプリ「こぺ」でお届けしている人気記事をご紹介します。

乳幼児に必要な睡眠時間

睡眠時間はどれくらいあれば充分といえるのでしょうか。新生児は、1日のうち14~17時間は眠っています。乳児期は12~15時間、幼稚園に行く頃は10~13時間、小学校に上がる頃は9~11時間、大人でも7~8時間は眠ったほうがよいとされています。ただし、子どもの睡眠の一日の合計は、夜間睡眠(夜7時から朝7時までに眠っている時間)+日中の眠り(午前睡、午睡)の時間で成立しています。夜間の睡眠時間は、乳児期から小学校低学年までずっと一定で9-11時間(平均10時間弱)で、短くなるのは昼寝だけであることが、大規模調査によってわかってきました。

●昼寝について
昼寝が消えるのは、早い子で2-3歳代、遅くとも5歳ころまでにはほぼなくなりますし、なくすことが学校生活には必要です。子どもの睡眠の基本は夜間睡眠が重要で、昼寝はプラスアルファと考えてください。夜間睡眠の規則性を基盤にして半日リズム(※)により生まれるものですから、昼寝を長くして睡眠時間の帳尻を合わせるという考えは正しくないことになります。つまり、「夜間基本睡眠時間」(NBSD=Night-time Basic Sleep Duration)がしっかりしていれば昼寝はしっかりと決まった時間に必要な眠りとなって現れます。(7か月頃からは午前1回、午後1回の計2回になってくるでしょう。)そして、5歳を過ぎると昼寝が消えて小学校入学の準備を整えることになるのです。昼寝の消失の条件として夜間基本睡眠時間が9-11時間、確保できている必要があります。

※:半日リズムとは、半日周期の生体リズム。


監修:渡部基信
   (医療法人社団 医聖会 学研都市病院 小児科医師
同志社大学 赤ちゃん学研究センター 副センター長)

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