子育てアプリ「こぺ」人気記事セレクション【生後0か月編】

江崎グリコ株式会社では、育児を通じて子どものカラダとココロの成長を育むことを目指し、Co育てPROJECTを実施しています。今回は、子育てアプリ「こぺ」でお届けしている人気記事をご紹介します。
乳幼児の眠りの大切さについて
すやすやと眠る赤ちゃんの寝顔を見ると、とても幸せな気持ちになります。眠りながら微笑んだり、小さな声を出したり、手足を動かしたり、ときにはむずがったり、その可愛らしさに、まわりの大人たちはメロメロになってしまいます。
人間にとって、毎日の眠りはとても大切。大人は好きなときに眠るわけにはいきませんが、ある程度睡眠をコントロールできます。それでも不眠や浅い眠りに悩む人は多いのが現代です。
大人より睡眠時間が長い子どもにとって、眠りは大人以上に大切なものです。特に成長のスピードが早い新生児から2歳くらいまでは、睡眠がその後の成長に重要な役割を果たしていることが近年の研究からわかっています。子どもの睡眠の質や量が、運動、言葉、認知力、意欲、コミュニケーション能力など、脳の発達と深く関係しているというのです。
眠りは生命を維持するために私たちに備わっている基本的なチカラ。睡眠のリズムは、お母さんのおなかの中にいる胎児期にはじまり、新生児から乳幼児にかけて急速に発達し、2歳までにほぼ完成します。
2~3時間ごとに眠りと目覚めを繰り返す新生児期。2~4ヶ月くらいになると、昼間起きている時間と夜の睡眠時間がそれぞれ長くなりますが、お昼の短い睡眠も複数回あります。5ヶ月以降は夜の睡眠時間がのびて、1歳から遅くとも2歳くらいで、夜に睡眠をたっぷりとって、午後から短いお昼寝をするだけの生活リズムが身についてきます。つまり人間の社会生活のリズムと合ってくるのです。
子どもの睡眠は、自然にまかせておけば身につくものではなく、毎日の生活の中で学習していくものなのです。新生児は、睡眠をつかさどる機能が未熟なうえ、地球での生活経験もゼロ。いつどれだけ眠ればいいのか知りません。睡眠は、脳の発達の基盤となる生活習慣です。赤ちゃんと一緒に暮らす家族が、規則正しい睡眠の習慣を教えていくことが重要だと改めて思います。
監修:渡部基信
(医療法人社団 医聖会 学研都市病院 小児科医師
同志社大学 赤ちゃん学研究センター 副センター長)
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