第1回ウェルネスキャンパス「ロカボセミナー」開催!

アーモンドミルクを、もっと身近な存在に。

2020年9月27日、第1回 with Glico ウェルネスキャンパス「ロカボセミナー」を実施しました。with Glico ウェルネスキャンパスでは、健康に重要な3つの要素、「運動」「栄養」「休息」について楽しく学べる場をオンラインセミナー形式で全5回に渡ってお届けします。正しい健康知識を得て、一人でも多くの方が健康な生活習慣に向けて行動できるようお手伝いしていきます。

吉村研究員

今回のイベントテーマは「ロカボ」。
ロカボの提唱者である山田悟先生をゲストにお迎えし、参加者のみなさんは自宅などからオンラインで視聴。会場では関係者は検温、消毒を徹底し、司会者と登壇者さまの間にパーテーションを設けて適切な距離を保つなど、感染症対策をしっかりと取った上で開催されました。

【第1部】おいしく、楽しく、健康になれる 「ロカボ」

ロカボとは、ゆるやかな糖質制限を推奨する食事スタイルのこと。メディアで取り上げられるなど、注目が集まっていますが、「聞いたことはあるけれど詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか。

第1部では、山田先生がロカボの定義や実践の方法についてお話ししてくださいました。

開発チーム

「みなさんこんにちは!『おいしく、楽しく食べて、健康に』を現実化していく食・楽・健康協会の代表理事 山田と申します」と、明るい笑顔で登場された山田先生。

「ロカボのキーワードは『かしこい不摂生』です。私は、不摂生こそが人生の醍醐味であると考えています。もちろん、盲目的に不摂生を続けると不健康になるかもしれません。でも、知識があれば、正しく、楽しく不摂生ができます。Glicoの企業理念である『おいしさと健康』は、ロカボを通じても実現できるのです」

まずご紹介してくださったのは、糖尿病やメタボリックシンドロームといった、気になる病気の実態についてです。

「今までは、食べ過ぎによって肥満になり、それが原因で高血糖や高脂血症、高血圧といった症状が起きると考えられてきました。いわゆる、メタボリックシンドロームと呼ばれるものですね」

「しかし、2018年にハーバード大学が『食べ過ぎをやめても血糖値が改善しない人が多数いる』『肥満体型でなくても糖尿病を発症する人がいる』というデータを公表し、その考えが変わってきたのです」

画像は、メタボリックドミノという図。さまざまな病気を引き起こす根本に「糖質摂取の過剰」があることがわかります。

「現代では、糖質の過剰摂取が原因で、肥満や糖尿病、心臓病や脳卒中、認知症といったさまざまな病気を引き起こすと考えられています。また、お肌の老化現象や癌の発症なども、糖化反応によって起きるという見方もあります。つまり、糖質の摂取量を正しく抑えられれば、さまざまな病気や老化の予防にもなるわけです」

メイン担当

日本人の死因として上位に挙がる癌、心臓病、脳卒中。糖質を制限することでこれらを予防できれば、健康に生きることはもちろん、個人が生涯で支払う医療費の削減にもつながるのだということを教えてくださいました。

糖質を控えれば、タンパク質や脂質は控えなくてOK!?

続いて、山田先生が見せてくださったのはイスラエルで行われた試験データ。約300人の肥満タイプの人を「1.油を控えたカロリー制限食」「2.油を食べるカロリー制限食」「3.タンパク質や油を無制限に食べられる糖質制限食」の3グループにわけて体重変化を調べたところ、「3.タンパク質や油を無制限に食べられる糖質制限食」を実施したグループが最も減量に成功したというものです。

「最も減量効果が弱かったのは、「1.油を控えたカロリー制限食」を実施したグループ。以前は油を控えたカロリー制限食が最も健康にいいと考えられていましたが、それは間違いであると証明されたのです」


糖質制限を行えば、タンパク質や油は好きなだけ食べても減量に成功できるなんて!これまで減量に挑戦したという人の中で、「とにかく食べる量自体を減らそう!」と考えたことがある人は少なくないのではないでしょうか。

山田先生のお話は、これまでの食事制限の知識をアップデートしてくださるものばかり。他にも、油を控えることと高脂血症の改善とに結びつきはないということや、糖質を制限することは動脈硬化症の予防や血糖値の改善にも適しているといったお話もしてくださいました。

1食、おにぎり半個分。おかずはイロイロ好きなだけ

ここからは、糖質制限の実践方法に関するお話に入ります。

「私が提唱するロカボは、ゆるやかな糖質制限のこと。おいしく食べて健康になることを目指しているので、リバウンドを引き起こすような辛い食事制限はしません。『糖質の摂取量を1食20g〜40gに、間食では10gに抑えること』。これを守れば、リバウンドせずに減量を目指すことができるのです」

日本人が1食に摂取する糖質の平均量は90g〜100g。ロカボを実践すれば、1日の糖質摂取量を3分の1程度まで減らすことができます。また、山田先生は「高血糖の改善には1日分の総量よりも、1食分の糖質量を制限することが大切なポイントです」ともお話されていました。

「おにぎり1個分の糖質量が約40g。そこにおかずを加えると、1食分の糖質量をオーバーしてしまいますね。私のオススメは、主食をおにぎり半分程度に抑え、その代わりにおかずを増やすことです。おかずをお腹いっぱい食べても、1食分の糖質量を20〜40gに抑えられるようになります」

「なぜなら、お肉やお魚には糖質がほとんど含まれていないからです。野菜は種類によって糖質が多く含まれているので、考慮が必要ですが、好き嫌いせず、色々なおかずをまんべんなく食べることが大切ですね。これを目安に、食事の糖質量をコントロールしてみてください」

おいしく、楽しく、健康に。ロカボなら叶う!

山田先生は、この他にも、いわゆる腹八分目程度のカロリー制限を続けた人に骨密度の低下が見られたというアメリカの研究データや、動物性の油を食べる量が多い人ほど脳卒中のリスクが減っているといったデータ、ロカボを実際に試してみたタクシードライバーの方々の体調やライフスタイルの改善結果など、さまざまな情報や成果について共有してくださいました。

「ロカボを実践して主食の糖質量を抑えられれば、お肉やお魚をお腹いっぱい食べられますし、デザートまで楽しめます。最近では、低糖質のパンや麺類、スイーツなどがたくさんあるので、そういったものを選ぶのも効果的ですね。ぜひ、どんどん食べて、楽しく健康になってください。それが、食・楽・健康協会の目指す『おいしく、楽しく食べて、健康に』や、Glicoの企業理念である『おいしさと健康』を実現するいちばんの方法なのです」

そんな言葉で締めくくられた第1部。セミナー終了後のアンケートでは、「カロリーを気にせず、しっかり食べることが大事という点は、驚きでした。」「思っていたより手軽に気軽に始められます」「少し気を遣った糖質制限で、満腹感を得ながらストレスフリーな健康な体づくりができる」などのお声がたくさん寄せられ、「実際にロカボを生活に取り入れたいですか?」という質問に、実に90%の方が「いますぐ取り入れたい」、10%の方が「将来的に取り入れたい」と回答されました。
ぜひこれを機に、ロカボをはじめてみたり、家族やお友達など身近な人に伝えてあげたりしてみてくださいね。

【第2部】「おいしさと健康」その答えは、お菓子でした

第2部では、Glicoの健康事業・新規事業マーケティング部部長の木村が登場。Glicoの健康への取り組みと、「SUNAO」という糖質オフ商品についてご紹介します。

「Glicoがお菓子を販売していることはみなさんご存じかと思いますが、そのルーツが薬の卸売業であることは知らない方が多いかと思います」

薬の卸売は、Glicoの創業者である江崎利一の家業。当時、日本は子どもたちの栄養不足が社会問題となっていました。その状況を救いたいと、栄養がたっぷり入ったお菓子「グリコ」を発売したのです。

「子どもたちに栄養を届けるため、薬ではなく、あえてお菓子という選択をした……そこには、より多くの人たちに幸せを届けたいという想いがあったのです」

乳酸菌やカルシウム、ビタミンが入った「ビスコ」や、栄養価の高いアーモンドを使用した「アーモンド効果」など、Glicoには栄養を考えた商品がたくさんあります。それらはすべて、創業時から続く「おいしさと健康」という理念にそったものだったのです。

「私たちはまだあまり知られていない良い商品を世に広める活動も積極的に行っています。乳児用の液体ミルクの普及や、健康効果の高いお菓子の開発などもその一貫です」

そして紹介されたのが、「SUNAO」です。

「SUNAO」は、糖質の量や素材、食物繊維にこだわったGlicoの人気シリーズ。チョコや抹茶など種類豊富なアイスや、濃厚な風味が味わえるビスケットなど、さまざまな糖質オフ商品が展開されています。

「この先、糖尿病患者の人口はますます増えていくと言われています。この社会問題に私たちは目を向け、『SUNAO』を開発してきました」

「健康を考えるみなさまにとって、日常的に食べられる商品であり続けるため、『SUNAO』はこれからも進化を続けていきます。2020年9月にはリニューアルした『糖質50%オフのプリン』も登場。クリームを10%増やし、満足感もアップしているので、ぜひ多くの方に食べていただきたいですね」

豆乳、さとうきび由来の食物繊維といったこだわりの素材を使った「糖質50%オフ※」のプリン。写真からもそのおいしさが伝わってきます。
※当社製品比

「2020年10月にはシリーズ初のリゾットを発売します。カマンベールとチェダーチーズにきのこが入った「2種のチーズ&きのこリゾット」、完熟トマトを使用したほのかな酸味と甘みが楽しめる「完熟トマトリゾット」の2種類です。お米の一部を国産大麦に置き換えることで、食べごたえがあるのにどちらも糖質は1食28g以下。『SUNAO』は、主食でも、間食でも、どんなシーンでも気軽に楽しめる糖質オフ商品としてパワーアップし続けています」

まさに「糖質を抑えつつ、主食やデザートを楽しみたい」という人にピッタリな「SUNAO」。リゾットはオンライン限定販売です。ぜひお試しください。

糖質を考えて、健康な暮らしを。ぜひ明日から


2名の登壇をもって、第1回 with Glico ウェルネスキャンパスは終了!

イベントを通じて、ロカボに関する理解が深まったり、糖質制限のやり方がわかったり、試してみたいお菓子が増えたりと、さまざまな発見があったのではないでしょうか。ぜひ、その発見を日々の食生活にも取り入れてみてくださいね。