震災に備えた保存食とストック方法とは?ママライターがトライします!

震災に備え、防災用ストック食品が進化!

こんにちは!ママライターの久保田です。

いつ訪れるか予想のつかない大震災に、国内各地で発生する豪雨…。ふたりの子どもを育てている私は、被災したときにどんなアイテムが必要なのかが気になっています。

とはいえ、いったい何から始めたらいいの?さりげなくママ友に聞くと「私も気になっているけど、あまりできていない」とのこと。このままじゃ、何かあったときに怖いと思い、まじめに考えてみることにしました。

これまでの保存食って?

保存食の定番カンパン

まず、大事だと思った“食”について。災害を経験した人が痛感するのは不安や不便な環境から生じるストレス。食はストレスの増減にかかわる大事な要素ですよね。

「大きな震災では、水、電気、ガス、全てが止まってしまうこともよくあるでしょ」
「食べられるのは、乾パンとか?」
「パサパサしてるしねー」
と話していると、暗い気持ちに。日頃、食べ慣れていないものばかりでは、子どもたちもかわいそうです。

それにこれまでの大震災では、保存食をいざ使おうとしたとき、賞味期限が切れていて「使えない」「もったいない」結果になってしまうこともよくあったのだそうです。
でも、調べてみると、防災食がストレス解消にもつながることから、食品各社は相次ぎ防災食の新製品を開発。最近の保存食はずいぶんと進化しているみたいなんです!

最近の進化した保存食

尾西の白飯(尾西食品)

たとえばこの『尾西の白飯(尾西食品)』。これは、「アルファ米」といって、お米を美味しく炊き上げた後、乾燥。お湯か水を注ぐだけで、煮炊きせずに美味しいご飯ができあがる、デンプンの特性を活かした不思議なご飯とのこと!

気になったので、実際に注文して食べてみました。

尾西の白飯(尾西食品)お皿に盛った様子

開けてみると、普通の炊飯前のお米より、カラカラに乾燥してます。本当にふっくらとしたお米になるの…?

お湯を入れて待つこと15分……

尾西の白飯(尾西食品)お茶碗に盛った様子

なんと、立派なご飯に変わるではないですか!

一粒一粒がきちんと立っていて、美味しい。5年の常温保存が可能で、水でも約60分待てば、ふんわりご飯ができあがっちゃうというから驚き。白飯だけでなく、五目ご飯、チキンライスなど、12のラインナップがあるようですね。

みんな大好き。カレーの保存食

カレー職人

白飯以外に家族がいつも食べていて、賞味期限の設定が長い食品は、探せばたくさんあることがわかりました。中でも喜んだのはカレーです。

ネットで調べていたら、1週間分くらいの備蓄があると安心とのこと。バリエーションの一つとして、家族全員が好きなカレーは、ぜひほしいところです。「常備用カレー職人(Glico)」を見つけたときは、ちょっとした感動でした。

「常温でも固まりにくい植物油脂を使っているから、温めなくてもおいしいんだって」
「これいいね。震災でもおいしい食事を用意して、パパに活躍してもらわないと」
などと、ママ友たちも騒然です。

カレー職人をお皿に盛りつけた様子

さっきの『尾西の白米』とミックスして、温めずそのまま食べてみました。

……いける!

冷めたカレーを食べたことがある人は分かると思うのですが、あのザラッとした感じがなく、なめらかで香りも豊かです。水さえあればこのレベルのものが食べられる……ちょっと感動してしまいました。

「朝はパン派」だという人、安心してください。ふっくら美味しいパンで5年保存できる商品も販売されていました。

あすなろパン災害用備蓄用パン

あすなろパン/災害用備蓄用パン
これは、今までは3年が常識だった保存食パンの保存期限を5年まで引き延ばしたそうです。

あすなろパン災害用備蓄用パンの中身

見た目と、口に入れたときはそうでもないのですが、かみ続けるとしっとり感が出てくる。かめばかむほど甘みが出る、といった感じ。そのままでも全然いけます。やさしい香りと甘さでした。

震災中でも飲めるコーヒー

他にも、独自製法で焙煎(ばいせん)後、すぐに真空パックし長期保存を可能にした「本格コーヒー」、不足しがちの野菜摂取のため賞味期間5年半の「野菜ジュース」、歯磨きができないストレスを軽減する「ガム」、さらには「あんこ餅のデザート」まで、保存がきく、ありとあらゆる防災食が発売されているんです!今まで目を向けたことがなかったのですが、食品メーカーさん、がんばってくれてます(笑)。

ビスコ保存缶

「ビスコ保存缶」

子どもをもつママだからこそ良いと思ったのは「ビスコ保存缶」。ビスコなら調理いらずだし、小さな子どもも「わーい、お菓子!」と、機嫌よく食べてくれるから、きっと震災時にも助かりますね。5年間保存可能というのも、安心できます。

年に1回の見直し?

「ずいぶん前に買った乾パンの賞味期限、チェックしてないわー」
「私もほったらかし。いざというとき食べられないかもね」
毎日が忙しく、いつ訪れるかわからない災害の対策は、どうしても後回しになってしまいがちなのです。

「そういえば前にテレビで、年に1回の見直しがいいって紹介していたのを見たことがある!」

普段は使うことのない保存食は、目につきにくい場所に置いたまま、忘れられてしまいがち。ビスコも「1年に1回食べて買う」を繰り返せば、そのとき子どもたちに震災の話もできて、一石二鳥かもしれません。しかも、おいしい保存食なら「毎年食べよう」っていう気持ちにもなれますよね。

保存食以外にも、あると便利なアイテムがわかってきたので、リストアップしておくことにしました。
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<非常用リュックサックに入れておくもの>
飲料水
非常食
懐中電灯
医薬品
携帯ラジオ
電池
現金(10円玉も)
ローソク
マッチ・ライター
ロープ
ビニールシート
雨具
ナイフ
ハサミ
タオル(大小)
洗面道具
ウェットティッシュ
ビニール袋
携帯電話のバッテリー
筆記用具
着替え(防寒具)
簡易食器セット
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おわりに

今回、まとめて調べたり、ママ友と情報交換をしたことで、少し気持ちが楽になりました。テレビで見ているだけじゃなくて、実際にやってみることが大切なんですね。「保存食を見直す日」を決めて、年間カレンダーに印を入れました。子どもたちにとっては「ビスコが思う存分食べられる日」、パパにとっては「カレーの日」になりました。