知れば知るほど、おもしろき世界!「研究者あるある座談会」

知れば知るほど、おもしろき世界!「研究者あるある座談会」
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Glicoの魅力は、おいしい食品だけじゃない!
実は、幅広い分野の基礎研究で世界をリードする存在でもあるってご存知でしたか?普段は皆さまのお目にかかることはないけれど、人一倍おいしさと健康について考え、研究成果として、Glico独自の新素材を生み出しているのが、Glico健康科学研究所の研究員たち。
今回はそんな現役の研究員3人が集まり、いつもの仕事から研究者ならではのちょっとユニークなエピソードまで、たっぷりと語り合う座談会を開催しました!

おいしいって?健康って?そんな当たり前だけど、考えはじめると終わりがないテーマに、真面目に、マニアックに取り組む研究者たちの知られざる素顔を、どうぞお楽しみください!

●参加者
Tさん:江崎グリコ 健康科学研究所 マネージャー/研究員
Yさん:江崎グリコ 健康科学研究所 研究員
Nさん:江崎グリコ 健康科学研究所 研究員

#1 三者三様、研究テーマはそれぞれに

――本日は江崎グリコが掲げる企業理念「おいしさと健康」を基礎研究から支える健康科学研究所のメンバー3人にお集まりいただきました!まずは、みなさん、それぞれがどんな研究に取り組んでいるか教えていただけますか?

江崎グリコ 健康科学研究所 マネージャー/研究員

Tさん「私は食品素材のグループ長としてチームを率いつつ、一研究者として糖質関連素材、クラスターデキストリンーSEの研究に取り組んでいます。クラスターデキストリンーSEは、グリコが開発したエネルギーと水分補給に優れ、持久力の向上にも効果が期待できる素材、クラスターデキストリンの進化版で、うまくいけばスポーツ分野にさらに貢献できるのではないかと考えています。今は健康意識の高まりから糖質オフ関連の研究が重宝されていますが、その次にやってくるブームを狙って研究しているようなイメージですね」

Nさん「Tさんは、いつも楽しそうにみえますね」

Tさん「それはうれしいですね。よく動いているからですかね。研究職と言えば、室内のデスクワークを想像するかも知れませんが、私は、研究所内にある研究用の測定器を備えたランニングマシンで私自身がテストモニターとなって試したり、また、休日はランニングもしています。その時も計測機器を背負いながら走ってしまいます。自分自身の年齢が50代で、ちょうど体力の低下を実感する年代。自身がちょうどいい実験材料なんです。自身の記録をデータ化しています。もしかしたら、将来研究の役に立つこともありかと思って(笑)」

――ありがとうございます!それでは、つづきましてYさん、よろしくお願いします!

江崎グリコ 健康科学研究所 研究員

Yさん「私が取り組んでいる研究は3つです。ひとつめは化粧品素材、ふたつめが母乳、そしてグリコーゲンです。母乳に関してはまだまだ研究がはじまったばかり。人工ミルクとどう違うのかなどに着目して、研究しています」

――グリコーゲンは、Glicoの社名にも由来している成分ですね

Yさん「はい、そうですね。私自身が入社後にはじめて受け持った研究でもあり、とても思い入れがあります。社名にもなっている通り、長く研究はされているのですが、まだまだ未解明の部分が多く面白い分野です。グリコーゲンは肝臓や筋肉、皮膚や脳など体内のあちらこちらに蓄えられていて、何らかの役割を担っていると考えられています。エネルギー源だけでないグリコーゲンの可能性を広げていきたいですね」

――それでは最後に、Nさん。普段の研究について教えてください!

江崎グリコ 健康科学研究所 研究員

Nさん「私は植物に含まれている有効成分を抽出し、健康素材に生かすための機能性研究がメインです。普段の研究では臨床試験のデータを見ていることが多いですね」

Yさん「分野は幅広いですよね」

Nさん「そうですね。私の場合は運動から美容まで、幅広く担当しています」

――臨床試験はご自身でされるのですか?

Nさん「いいえ、臨床試験は専門の会社に依頼をしています。私たちはどんな方が被験者となったのかをわかってはいけないことになっています。だから、数字だけを見て判断する。私の性格的に数字ではっきりさせたいタイプなので、とても合っていると思います(笑)」

Glico健康科学研究所の研究員

#2 おしゃれできない、研究女子はつらいよ?!

――自分が好きなことを一生懸命研究する。研究職って素敵な仕事だと思うんですが、逆に研究者だからこそできないことはありますか?

Yさん「手元のおしゃれができないのは辛いですよね」

Nさん「わかります!」

Yさん「研究女子あるあるですよね」

研究女子あるある

Nさん「ほかには、常に除光液に触れているようなものだからネイルもできないとかも」

Yさん「そうそう!気がつけば、爪が全部真っ白になっている。これも女性の研究者なら一度は必ず体験しているはずです」

Nさん「でも、そもそもネイルをしていると細かいものを取り扱いにくそう」

Yさん「そうですね。気になって実験ができないかもしれません」

研究員あるある

Nさん「逆に男性だからっていうのはありますか?」

Tさん「男性だからっていうのはないですけど、年齢で言えば、老眼の辛さを感じる今日この頃です(笑)」

Yさん「辛いですか(笑)?」

Tさん「細かいデータが見えないんです!」

Nさん「それは困りますね(笑)」

Tさん「私は、若い頃はとにかく実験が好きで、寝食を忘れるくらいに取り組んでいました。もちろん、リタイヤするまでずっと研究の現場にいようと考えていましたし、学生の頃は第一線から退く教授たちを見て、研究の情熱がなくなってしまったのかと不思議に感じていたんですよね」

――それが今では……?

Tさん「老眼には勝てません(笑)。この年齢になって教授たちの気持ちがわかります。最近はつくづく、若い世代を育てることも大切な仕事だと気づいてきました。それから、老眼に効果のある成分を見つけたいです!」

健康科学研究所のマネージャー

――突然ですが、個人的に伺いたいことがあるのですが、みなさん、占いは信じますか?常に科学や研究に携わっている方は、非科学的なことを信じたりするんですかね?

Nさん「ああ、私はまったく信じません。見てもすぐに忘れているくらい。あまり興味がないかも」

Yさん「私はこの前、同僚に手相を見てもらいましたよ」

非科学的なことを信じますか?

Nさん「Tさんはいかがですか?」

Tさん「研究って意外と運も大切だと思うんですよね。だから、毎朝の星占いとかも気にしちゃう」

Nさん「本当ですか?!」

Tさん「でも、ひとつだけを信じることはしないです。いろんなテレビや新聞の順位を見比べて、平均を取るようにしています」

占いを平均する

――占いを平均ですか?そのあたりは少し研究者っぽいですね(笑)

Tさん「それで、見たもの全部が最下位なら、もう仕事休もうかって思う(笑)冗談ですが。」

Yさん「仕事にはちゃんと来てくださいね(笑)」

#3明日から使いたい、研究者あるある用語とは?

――研究者同士だからわかる言葉などもありそうですね。

Nさん「物事の進展の進み具合を決定する要素を意味する言葉で『律速』というのがあるんです」

――リッソク……?

Nさん「簡単にいうと、ボトルネックのような意味ですね。たとえば自宅を出る前のいろんな準備を家族みんな同時進行でしているのに、なかなか進まないことってありますよね?」

――あります、あります。

Nさん「我が家の場合、そういう時に大体、主人が原因だったりするわけです。それで、そういうシーンで『キミが律速か』と(笑)」

研究者同士だからわかる言葉

――普通の言葉で責めるよりは、ユーモアがあって平和ですね。その他では研究者だから共感できることはありますか?

Yさん「なんでもエクセルでグラフにします」

Tさん「それはもう」

Nさん「すごくわかります」

Yさん「ダイエットの過程をグラフにするのはもちろん、子どもの受験のときには点数や偏差値、平均点などをこっそりデータにまとめていました」

Tさん「私は体重と、趣味のランニングタイムと、消費カロリーは日常的にデータにしている。妻とお財布が別々なので、自分のお金の管理は家計簿をつけています」

Yさん「私はお金の管理だけはなぜかできないんです(笑)」

研究者だから共感できること

Tさん「生物系と化学系、どっちの出身かの違いかも?生物系の人は、基本的に数学が苦手な人が多い印象です」

Nさん「私は完全に化学系です。とにかくデータできっちりと見ないと落ち着きません。家計管理は、関数を使って、金額さえ入れたら合計までしっかり出るようにしています。それに、結婚式に関することも全部エクセルを使いました。予算から席次表、当日のご祝儀まで全部」

Tさん「そういうデータの管理って苦手な人は苦手だと思うけど、自分たちは好きでやっているんですよね。それは仕事も同じ。研究が好きで、だから楽しい。研究者になれて幸せかなと思います」

#4 多様な人が、多様な研究をしている。健康科学研究所はダイバーシティに富んだ場所

――ちなみに、みなさんの職場でもある健康科学研究所の「ここがすごい!」と思うところはなんですか?

Yさん「企業が持つ研究所って、普通ならその企業のビジネスの範囲の中の研究をしているイメージですよね。だけど私たちが勤める健康科学研究所は『おいしさと健康』がテーマなので、人間のすべてが研究対象。とても幅広いのが特徴です」

Nさん「分野の違うオタクがいっぱいいるイメージ。とても多様性に富んでいると思います」

Tさん「Glicoには、世界をリードしている研究もたくさんあります。研究の世界では論文の引用数が、その研究所の研究力をはかるものさしになります」

Nさん「私たちの研究所は多いです。知られてないだけかもしれませんが」

Tさん「Glicoの糖質に関する研究などは、世界的な評価が高いです。みなさんにもっと知ってもらいたいですね」

#5 自分が面白い!世の中にわくわくを

――それでは最後に、皆さんのこれからの目標を教えてください!

Nさん「自分が面白いと思ったことを、楽しく研究して、世の中の役に立てれば嬉しいです」

Yさん「それ、完全に同じです。やっぱりまずは自分が一番楽しみたいと思っていますし、それが世の中の役に立てれば本当にうれしいです」

Nさん「好きな分野じゃないと、実験も力が入らないですよね」

Yさん「もちろん、企業の社員だから研究だけというわけにはいかないけれど、そういう思いは大切にしたいですよね」

Tさん「若い研究者を育てて、これからもいい研究をたくさんしていきたいです」

健康科学研究所の魅力

――そういうスタンスも理解してくれるのが、健康科学研究所の魅力でしょうか?

Tさん「はい、その通りですね。基礎研究って、スポーツに似ています。辛い、しんどいことも多いけれど、基本的には楽しいこと。『創る、楽しむ、わくわくさせる』というGlicoスピリットを体現したいですね」

――楽しみながら研究する。そしてそれが社会の役に立っていく。本当に素晴らしい仕事ですね。Tさん、Yさん、Nさん、今日は本当にありがとうございました!

一同「ありがとうございました!」

楽しみながら研究する

企業理念「おいしさと健康」、そのどちらも大切にするGlicoを、縁の下で支えるのがGlico健康科学研究所。高齢化社会の到来とともに、糖尿病や高脂血症といった生活習慣病の増加が深刻化する今、食品メーカーが担うべきミッション、次世代の健康づくりのあり方にフォーカスして、日々研究に取り組んでいます。「病気が原因で食べられない」では、哀しいから。病気にならないために食べたいものを我慢するでは、苦しいから。そして、いつまでも、おいしく食べ、楽しく生きて欲しいから。これからもGlico健康科学研究所の研究員たちの活躍に、どうぞご期待ください!

健康科学研究所HP

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