おいしさ品質

「おいしさ」を保証するために

味・香り・食感が重なり合い、お客様が笑顔になる「おいしさ」と確かな「品質」を生み出します

今日Glico商品を召し上がったお客様が感じられた「おいしさ」、そしてこれからGlicoが発売する商品の「おいしさ」を向上させるために、商品設計部門、製造部門など全てのバリューチェーンにてお客様の声に耳を傾け、さらなる品質改良・向上につなげてまいります。また、江崎グリコのグループ品質保証部では、商品の味、香り、食感などの要素をさまざまな分析装置を用いて科学的に分析しています。これらの要素はお客様が「おいしさ」や「品質」を感じる重要なポイントであり、江崎グリコとお客様をつなぐ信頼の架け橋となります。「おいしさ」を感じるときの笑顔、そして「品質」を感じるときの安心感。その瞬間をお届けするために、私たちは分析技術の開発と向上に取り組み、常に進化し続けています。

おいしさ品質の見える化・数値化

味の評価

味を構成する物質は何千種類と存在し、ヒトはそれらを複数同時に感じとって「おいしさ」を評価しています。私たちはヒトの舌と同様に、さまざまな味物質を「味」として感じることができる味覚センサー装置を使って幅広い食品を測定しています。分析装置を使って味を数値化することで、客観的な評価を可能にし、お客様に「おいしさ」をわかりやすく伝えています。

味覚センサーを用いて「カレーZEPPIN中辛」の旨味とコクを評価しました

Glicoグループでは、WHO(世界保健機関)が推奨する「1日5g未満(※)」をベースに、食塩相当量「1食1.5g以下」を目指して様々なシリーズを開発しています。 「カレーZEPPIN 中辛」は、本格的なおいしさそのままに、肉と野菜を丁寧に煮込んだブイヨンの風味を活かすことで、おいしく塩分を調整しています。塩分調整をしても、旨味やコクが強くなっていることを味覚センサー装置で示しています。

※成人の塩分摂取量 1日5 g 未満
  ≫ Glicoおいしい塩分量シリーズ

 

香りの評価

食品の香りはおいしさを決める重要な要素の1つです。私たちは、食品のさまざまな香りをガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)という分析装置を用いて測定しています。香りの観点から、素材本来のおいしさや保存中の香りの変化を客観的に評価することで製品開発や品質向上に役立てています。

ガスクロマトグラフ質量分析計を用いて「アイクレオバランスミルク」の酸化臭を評価しました

「アイクレオバランスミルク」は、粉の溶けやすさを追求しています。また、粒子構造の表面積を小さくすることで、酸化臭の発生を抑制しています。 この装置を用いて、造粒が不十分な粉ミルクとアイクレオバランスミルクの酸化臭を比較し、酸化臭の発生が抑制されていることを確認しました。

食感の評価

食品のおいしさは、味や香りだけでなく、食感も重要な要素です。商品のキャッチコピーには「クリスピー感」や「くちどけ感」といった多様な食感表現が使われています。ただし、ヒトの感覚に基づく表現だけでは主観的になりがちです。そのため、私たちはテクスチャーアナライザーなどの機器を使用して、食感を数値化することで客観的な評価をおこなっています。

テクスチャーアナライザーを用いて「プリッツ旨サラダ」のクリスピー感とくちどけ感を評価しました

Glicoが培った“食感コントロール技術”によって、クリスピー感やくちどけ感が向上し、より心地よい食感に進化したことを示しました。

≫ プリッツ「おいしさの秘密」