アーモンドミルクは朝の定番になれるか。_アーモンド効果

日本におけるアーモンドのパイオニアとして、長年の研究ノウハウを注ぎ込んだ飲むアーモンド。

Glicoとアーモンドの出会いは昭和5年に遡ります。創業者 江崎利一が渡米した折にナッツ専門店で見つけ、のちにいくつもの商品を生み出しました。アーモンドはGlicoにとって、長年温めてきた縁の深い食材なのです。
近年、アーモンドは、ビタミンEをはじめ栄養価の高い食材としてさらに注目を集めています。このアーモンドを現代のライフスタイルに合わせて活かし、健康に貢献するという使命を担っているのが、アーモンド効果の開発チーム。「栄養価の高いアーモンドを飲料にすることで毎日手軽に摂れないか」という思いで生み出したのが、アーモンド効果です。しかしその開発は、硬いナッツをどのように加工・製造すればアーモンドミルクになるのかさえ分からない手探り状況からのスタートでした。

お菓子で培った技術とノウハウを応用し、毎日飲みたくなるアーモンドミルクへ。

最初に試したのは、豆乳の製法でした。アーモンドを粉砕し煮沸して搾ってみたものの、抽出液は味が薄く、とてもアーモンドミルクと言えるようなものにはなりませんでした。また、栄養分の多くが搾りかすに残ってしまうため、商品コンセプトに合わないと断念。しばらくしてアーモンドの栄養分と風味を活かすため丸ごと粉砕する着想に至ったものの、繊維が硬く、当初はザラザラとした口当たりとのど越しが課題となりました。
そこで検討したのが、Glicoが培ってきたチョコレートの技術を応用した製法でした。アーモンドをすり潰したペーストにハチミツやアーモンドオイルを加えて高圧で乳化。素材の焙煎度やはちみつのバランスを調整しながら、毎日飲んでも飽きない、自然な香ばしさと甘みを作り出していきました。最終的には、風味豊かでなめらかな口当たりを実現。牛乳・豆乳ではない、Glicoこだわりのアーモンドミルクが誕生しました。
Glicoが目指したのは、アーモンドを毎日飲むという新しい習慣の定着です。そして、ゼロからの商品開発を実現させたのは、長年にわたりチョコレートや牛乳・飲料の分野で培ってきた技術とノウハウでした。Glicoの基礎技術と、それらを組み合せた応用力が、全く新しい商品を生み出しました。