研究開発領域

「おいしさと健康」をミッションとする
研究開発

Glicoの研究開発のミッションは、サイエンスの裏付けのあるおいしさと健康を実現することです。「糖質工学」および「酵素工学」で培った基礎研究を軸として、「味覚」「健康」「素材」の領域を幅広く科学し、「事業」としてのアウトプットを見据えた研究開発を行っています。

実用化した商品や素材についての詳しい基礎研究は、Glico健康科学研究所ホームページの「研究・テーマ」をご覧下さい。

糖質工学・酵素工学

グリコーゲン・澱粉に代表される糖質や、甘味の素である糖、それらに関連する酵素のはたらきについての基礎研究は、Glicoのコア・コンピタンスであり、世界に数々のインパクトを与えてきました。将来的な事業貢献をにらみ、幅広い視点からの基礎研究を行っています。

味覚サイエンス

「おいしさとは何か」を科学的根拠に基づいて分析・可視化し、コントロールします。さらに、ヒトの嗜好性の理解を深めることで、商品の満足度を向上させてゆきます。
【例】味、香り、食感、心理的効果など

ヘルスサイエンス

生化学、微生物学、栄養学を基盤として、口腔と消化管の健康に関する研究、高血糖や酸化などの生体内ストレスと健康に関する研究を推進し、健康課題解決の核心に迫る解決策を見出し、商品づくりに活かします。
【例】口内環境改善、腸内環境改善など

マテリアルサイエンス

新しい機能を持つ素材開発や、今ある成分の新たな機能の解明、ターゲットとする課題解決に有効な素材開発・探索を行い、商品化への道を探ります。
【例】機能性糖質、カロテノイド、ポリフェノールなど

世界をリードする
Glicoのコア・コンピタンス

グリコーゲンの実用化をルーツとするGlicoのコア・コンピタンスは、「糖質工学」と「酵素工学」であり、世界的に影響力のある成果を上げてきました。最近では「バイオグリコーゲン®」の合成に成功し実用化するなど、世の中にない新素材・新技術を生み出し続けています。

Glicoの研究開発部門の研究水準

研究論文数

Glicoが発表した研究論文は世界的研究機関に匹敵する本数であり、その多くを国際的に権威のあるジャーナルに発表しています。
■掲載誌例
Scientific Reports
Journal of Biological Chemistry
PNAS
Journal of Bacteriology
Applied & Environmental Microbiology
Journal of Dental Research
Tetrahedron Letters
Journal of Agricultural and Food Chemistry

論文1 件あたりの被引用数

被引用数は、発表された論文が他の研究に与えた影響の大きさを測り、論文そのものの有用性・信頼性を裏付ける指標となります。1988年から2017年12月現在におけるGlicoの発表論文の中で、被引用数の第1位は652回。被引用数が100回を超えるものは実に数十稿にのぼります。Glicoは、世界的レベルで価値ある論文を数多く発表しているのです。
■参考:ジャーナル・インパクト・ファクター
インパクト・ファクターは学術誌の影響力を測る指標です。世界で最も引用されている学術誌の1つである『Nature』誌に掲載される論文でも、2年間の被引用数平均値は、40.137(2017年時点)です。
*1「Structures of the common cyclodextrins and their larger analogues beyond the doughnut」
(1998 年/ 掲載誌『Chemical Reviews』)
*2「The concept of the α-amylase family: structural similarity and common catalytic mechanism」
(1999 年/ 掲載誌『Journal of Bioscience and Bioengineering』)
*3「Action of neopullulanase. Neopullulanase catalyzes both hydrolysis and transglycosylation at α-(1→4)-and α-(1→6)-glucosidic linkages」
(1992 年/ 掲載誌『Journal of Biological Chemistry』)

新しい素材や技術を
事業・商品に昇華させる開発力

Glicoは2つの研究所を有し、基礎研究から、応用研究、商品開発、生産技術開発までを共同して行なっています。

長く愛され続ける商品を改良したり、ユニークな商品・事業を生み出すためには、マーケティング視点とサイエンスの融合が不可欠です。Glicoの強みのひとつは、新素材・新機能・新技術を生み出すことができる基礎研究力にあります。また、それらを商品に昇華することのできる応用力・開発力と、商品を量産し市場に届けるのに必要な技術力も重要です。2つの研究所が共同し、基礎研究から生産技術開発までを一貫して行なうことにより、「おいしさと健康」の未来を拓きます。