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ドウについて、学ぼう!!
ドウってなに?
グルテンのドウの性質(せいしつ)
ドウってなに?

ドウとは「ねってできる塊(かたまり)」という意味で、パンの生地をドウと言うこともあるよ。粉末状(ふんまつじょう)のグルテンに水を加えてこねていくと、だんだんまとまって塊ができるよ。これがグルテンのドウなんだ。グルテンのドウは分子と分子が強い結合でつながっているんだ。そしてこの結合がグルテンのドウのかたさとのびに重要なんだ。

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グルテンのドウの性質(せいしつ)

ドウはよくのびて弾力(だんりょく)があるのが特徴(とくちょう)なんだけれど、グルテンのpHや温度、乾燥(かんそう)方法によってそののびやかたさには違いがあるんだよ。その違いを見てみよう!


pHによる違い

酸性、中性、アルカリ性のドウにはどんな違いがあるのかな。レモン汁(じる)やオレンジジュース(酸性)、水(中性)、水酸化ナトリウム水溶液(アルカリ性)を使って違いを調べてみよう!

酸性、アルカリ性、中性の材料を用意 それぞれの材料でグルテンをまぜる ドウのできあがり

酸性のドウはよくのびてやわらかくなるよ。酸性のより強いレモン汁で作ったドウはさらによくのびるよ。
逆に、アルカリ性のドウはのびにくくてかたくなるよ。これは、グルテンのドウの中にある強い結合の数が酸性では切れて減るんだけれど、アルカリ性では新たに結合して増えるんだ!この結合が多いほどかたくてのびにくいドウができるんだ。

水
酸性、アルカリ性
オレンジジュース 結合が切れる 水酸化ナトリウム水溶液 結合が増える
レモン汁 結合が切れる  

温度による違い

冷水、常温の水、温水で作ったドウにはどんな違いがあるのか見てみよう!
冷水ではかたくてのびにくく、温水ではやわらかくてよくのびるようになるよ。これは、グルテンの分子が冷たいところでは元気に動き回ることができないけれど、温かいところでは元気に動き回ることができるからなんだ。

冷水 常温の水 温水
おまけ
乾燥方法(かんそうほうほう)による違い

スプレードライ法とフラッシュドライ法で作られたグルテンのドウの違いを見てみよう!
スプレードライ法のドウはやわらかくてとてもよくのびるよ。フラッシュドライ法のドウはかたくてのびにくいんだよ。

スプレードライ法 フラッシュドライ法
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