当ホテルはマリオット・インターナショナルのホテルブランド“W HOTELS”の日本最初の施設として2021年3月に開業しました。ラグジュアリーホテルとしてのファンダメンタルズに加え、共用部・客室問わず館内全体に大胆な遊び心を込めた演出を施し、ゲストに特別な体験をご提供する宿泊施設です。
ホテルの個性を出す要素のひとつとして、所在都市との融合があります。ゲストへ「より大阪らしいサービス」をどのようにしてご提供するか、常に考えて実行しています。

着任で大阪に赴いた際、ポッキーやプリッツをはじめとするグリコのお菓子をおみやげで購入され帰国する外国人観光客が多いことに驚き、興味を持ったのがきっかけです。その後グリコさんが大阪で創業した会社であること、道頓堀のグリコサインが大阪のランドマークのひとつになっていることを知りました。中でもポッキー、プリッツは日本の皆さんに長く愛されているお菓子であることを知るに至り、世界中から大阪の当ホテルにお越しになるゲストへのウェルカムアメニティには最適、是非活用したいと思いました。
デザインに関しては当初シンプルなものから始めシーズンで変えてゆくことも想定していたのですが、最新の横型デザインはとてもW OSAKAらしいもので気に入っています。当ホテルでは大阪の街をピクセルアートにしたデザインを作成し、客室ではクッションやクローゼットの壁紙、リビングルームではカップやコースターなど、施設内各所で利用しています。現在利用しているポッキーチョコレートのデザインもそれを利用したものです。同じピクセルアートを利用したのは“Connected（あそこにも、ここにも感）”をゲストに感じていただけることを期待した点が最大のポイントです。

ゲストへは宿泊される人数分のポッキーチョコレートを客室にセットして提供しています。
お客様への満足度の調査において、お部屋にポッキーチョコレートがセットされていること、お店では買えないW　OSAKAオリジナルのパッケージのポッキーチョコレートをもらえたことなどに対しての賞賛のコメントをいただくことが多くあり、ゲストに好評であることは確認できています。提供側のわたしたちにとっても大変嬉しいことです。
当ホテルが目指す「W OSAKAならでは、より大阪らしいサービス」に役立っていることは実感できており、利用には満足しています。