お客様ご採用事例

道の駅かまえ Buri Laboratory(大分県佐伯市)

https://buri.fish/
株式会社 蒲江創生協会 代表取締役 早川光樹 様
2021年3月取材

まず、道の駅かまえ Buri Laboratoryをご紹介ください

道の駅かまえは2005年に登録され、多くの道路利用者の方々や地域の皆さんに御愛顧をいただいています。2019年4月より当社が指定管理者として運営させていただくことになり、佐伯市が1,800ある市町村の中で養殖ブリ生産量が全国2位であることから、ブリに特化した「道の駅かまえBuri Laboratory」としてリニューアルしました。物販・飲食ともに地産品のブリにこだわってご提供しています。道路利用者の方々にはますます楽しんでいただけ、地域の皆さんにはますます愛され、必要とされる道の駅運営を目指しています。

防災備蓄食に関してどのような取り組みをされていますか?

当社が指定管理者を引き継ぐにあたり、従前の道路利用者の方々への休憩機能や地産品の販売に留まらず、地域の方々への情報発信や生活インフラとしての機能を強化したいと考えました

当地区(大分県佐伯市蒲江浦)は入り江のロケーションです。漁港もあり平時は穏やかな水域ですが、海抜が低く津波は常に心配です。近年地震の発生も多く、南海トラフ地震の発生も危惧されます。一方、山間部の大雨も心配です。大分県は日本で最もトンネルが多い県です。土砂崩れでトンネルの出入口が塞がれてしまった際、道路が寸断されることで物資の供給は断たれ、孤立集落になってしまいます。

これらのことから、道の駅として災害時の食糧を保存し、施設利用者ならびに地域の方々の万一に備える取り組みを始めました。土砂崩れなどの山からの災害に備えての備蓄は当施設内の研修室、津波などの海からの災害に備えては高台にある佐伯市役所蒲江振興局に併設する蒲江浦連合自主防災会備蓄倉庫の2箇所に分けて備蓄し、災害に備えています。

今後は、備蓄品を試食いただき自助への関心を高めてもらう「防災ランチ」ようなイベントの実施など、地域の方々への情報発信の取り組みも進めていきたいと考えています。

グリコの備蓄食を選定いただいたポイントは何ですか?

最大のポイントは、ビスコが市販品と同一品で長期保存ができる商品だったことです。災害避難時に「普段から食べているものを提供する」、この安心感は召し上がる方の気持ちを少しでも緩和できると思います。また選定の際同時にサンプルをいただいた常備用カレー職人には驚きました。災害備蓄食であることを全く意識させないおいしさでした。こちらもビスコと同様に災害時のストレスを緩和してもらえると感じ、ビスコ保存缶と常備用カレー職人の2品を採用させていただきました。

グリコ担当者より

今般、生活の中で「道の駅」を目にすることが多くなりましたが、お話を伺ったような地域防災拠点としての取り組みは生活者としても安心します。若くてエネルギッシュな早川代表はじめ道の駅かまえの皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。(江崎グリコ株式会社 市場開発企画グループ 下浜一弘)

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