History of
食品原料

1956
グルタミン酸ソーダ
「グルタ」生産開始
「食品を通じて人々の健康に貢献したい」という創業者江崎利一の想いは、広く食品分野に進出する原動力となり、1956年には江崎グリコ栄食を設立しました。当初は化学調味料の製造・販売を主力事業とし、主として自社の加工食品に使用していくことを計画。小麦たん白を原料としたグルタミン酸ソーダ「グルタ」の生産をスタートしました。

1958
小麦でん粉生産開始
グルタの製造工程で併産される小麦でん粉を、かまぼこなどの原料として販売。
1958
江崎グリコ栄食
京都工場(京都市)


1961
高活性小麦たん白
「A-グル」
低温乾燥によって小麦たん白の性質を変えず粉末にしたもので、練り物からパン、麺類などに用途を拡大。

1972
天然着色料
「モナスカラー」
食品添加物の安全性の観点から天然着色料の時代が来ると予測した利一は、1955年ごろから紅こうじの研究に着手して実用化に成功。その後、約60種類の天然色素製剤をそろえました。
2001
ファインケミカル素材
の外販に注力
クラスターデキストリン(CCD)やPOs-Ca(リン酸化オリゴ糖カルシウム)、α-アルブチンなど、生物化学研究所で培ってきたファインケミカル素材の外販を担う新素材営業グループを開設。2012年にグリコ栄養食品へ移管されて、「おいしさをつくる素材」「健康をつくる素材」を国内外へ供給しています。

2003
POs-Ca
(リン酸化オリゴ糖
カルシウム)
ジャガイモのでん粉を原料にした食品素材で、初期虫歯の再結晶化を促進します。これを配合したデンタルガム「ポスカム(POsCAM)」(現・ポスカ[POs-Ca])は2003年に一般販売を開始しました。

2007
酵素処理ヘスペリジン
(糖転移
ヘスペリジン)
かんきつ類に含まれるポリフェノールで、血流改善などの効果があるヘスペリジンに改良を加え、2007年に冷え性改善サプリメント「αGヘスペリジン」(機能性表示食品)を発売しました。

2012
酵素処理でん粉
「E-スターチ®」を開発
ジャガイモの生でん粉を酵素処理したもので、硬さと伸びを併せ持ち、べたつきや粉っぽさが少なく、口どけがよいといった特長を備えています。また、E-スターチを配合した加工でん粉、加工でん粉製剤「GMIX®」は各種食材の食感・食味改善に貢献しています。

2016
赤パプリカ由来の
健康素材
「PapriX®
(パプリックス®)」
スペイン産赤パプリカを原料に、高度な抽出精製技術で生活習慣病予防に有用とされる7種のキサントフィルとβ-カロテンを含む健康素材を開発。その抗酸化作用で運動時の持久力維持や運動後の疲労感軽減、紫外線による肌ダメージの抑制、体脂肪低減のダイエットなどに有効であることがヒト臨床試験で確認されています。